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日本とイギリスのプラスとマイナス

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夜の羽田空港 久しぶりに、日本に行っており、6週間の滞在の後、日本の梅雨入りとともに、イギリスにもどりました。現在、ウクライナ情勢のため、ロシアの上空を避ける航路となっており、飛行時間は以前より長く、14時間ほど・・・。これは、結構、疲れます。行きは、トルコ上空などを通る南航路で、帰りは、来た行路を辿って西へと向かわず、逆に北東へ進み、アラスカ、グリーンランドなどを通過して戻りました。 前回、日本に滞在 したのは、2020年2月、横浜港にダイヤモンドプリンセス号が停泊しており、マスクや消毒剤、トイレットペーパーが棚から姿を消し始めた、コロナの夜明け時期でした。 当時、イギリスは、地球の反対で問題となりつつあるコロナへの対策は、一切取っておらず、日本から、だんなに連絡をしても、「知り合いとの会話にも、コロナのコの字も出てこない」などという、まったく、 危機感のない状況 。そして、3月になってから、イギリスに戻った直後に、コロナ爆弾が炸裂し、外出に規制がかかる ロックダウン が始まりました。・・・遥か昔の気がしますが。この、のほほんとした対処の遅さが、イギリスで大勢の死者を出す結果となったと思います。現段階で、イギリス国内でのコロナによる累計死者数は227618人、イギリスよりずっと人口が多い日本での累計は、74694人。この上に、コロナと診断されないまま亡くなった人の数も考えると、実際はもっとずっと多いでしょうね。 久しぶりの日本、6週間いても飽きずに、むしろ、帰ってきたくなかった・・・。だんなを一人残してきたので、さすがにそういうわけにもいきませんでしたが!戻ってからも、色々、日本のここが良かった、でも、まあ、この点はイギリスの方がちょっとはましか、などと色々頭に思い描くことも多く、ブログを使って、整理してみようと思いました。 日本の良いところ 町や道、公共施設、電車内などなどがきれい 余程の事が無い限り、電車がちゃんと動く 電車内が静か(もっと普通に喋りたい、にぎやかが好きと思う人にはデメリットか?) 店やレストランのサービスが良い コンビニ商品の質が良く、便利、ちょっとした買い物ができる駅ビルの存在もいい おひとり様の外食や旅行がしやすい 食べ物がおいしい(色が白すぎ、ねちっとした食パンだけはパスです。) どんな小さな屋台でもコーヒーが美味しかった 医者(専門医...

ロンドンでワクチン接種

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エクセルセンターの前に立つドックランドの労働者を記念する銅像 イギリスでのワクチン接種は、すでに去年12月初めに、高齢者から始まり、かなり急ピッチで進んでいます。リスクグループに属するうちのだんなは、1月後半に受けました。3月中旬の現段階で、人口の3分の1がすでに、1回目のワクチンを受けているとの事です。 ワクチンの供給量と配布速度に、波と限度があるため、できるだけ多くの人間に少なくとも1回目の接種を行おうと、イギリスでは、1回目の接種と2回目の接種の間隔を、製造業者から勧められている3-4週間ではなく、3か月とかなりのはばを取っています。実際のところ、3か月くらいの間隔を開けた方が、効き目があるという説もあるし、1回目の接種だけで、コロナ重症にかかる可能性はかなり減るらしく、全おとな人口に、ある程度の感染抵抗力を与えるには、これは、悪い対策ではないと思います。 さて、先週頭から、私の年齢グループにも、イギリスの医療機関であるNHSから、1回目のワクチンのお誘いの手紙が来たので、さっそくオンラインでべニューを探し、先週中に打ってきました。近場のワクチン接種所を探したのですが、この周辺では、車で行ける場所以外(私は運転せず、10か月近く動かしていないだんなの車は車検切れ)、今のところ空きがなく、早めに終わらせたかったので、はるばる1時間かけて、ロンドンのエクセル・センターを選び、お出かけしました。(エクセル・センターについては、過去の記事「 ロイヤル・ビクトリア・ドック 」まで。) だんなを含めた、すでに接種を受けている近所の人たちは、皆、近くの歩いて行ける家庭医からの電話連絡を待ってから、そこで受けたようですが、いつになるかわからない連絡を待っているのも嫌だったので。特に今は、すでに1回目を受けた人たちの、第2回目の接種も始まっているため、家庭医もてんてこ舞いのようですし。 ロンドンへ向かうがらがら電車 とにかく、電車というものに乗るのは実に1年ぶりで、やや、緊張。混んでたらどうしよう、マスクをしていない人が沢山いたらどうしよう、と多少の不安はあったのですが、テレワークを基本としているロックダウンのイギリスで、必要のない人がむやみやたらに動き回ることは禁じられているため、ロンドン行の電車はそれは静かでした。行などは、乗り込んだ車両には、私だけ。 エクセルセンターに行...

ビデオの背景に映る本棚

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コロナ禍のロックダウンにより、テレワークとなった人々がズームなどを用いたビデオ会議を行ったり、サークルなどの集まりもビデオ、またニュースでの著名人のインタビューなどもビデオにより、各人の自宅から、という事が、ずっと続いています。そんな時、自分の家の中で、どの部分を選ぶか・・・。ごく普通の居間のソファーからとか、キッチン、中にはおそらく家族の騒音を消すためか、屋根裏部屋や倉庫のようなところを選ぶ人もいます。 この中でも、背景に本棚が見えるような位置を選ぶ人もわりと多く、特に政治家や、家からニュースを読むキャスターなども、巨大本棚の前にどんと構えるのが目につきます。更に、そうなると、その本棚に何を並べるかが気になってくるのでしょう、オンラインで古本を売る大手の会社の経営者によると、去年の3月にイギリス一回目のロックダウンが始まってから、ビデオ背景の本棚を埋めるために大量の本を買い求める人が増えたというのです。読むための本ではなく、飾るための本。まあ、たしかに、自分の背後に三文小説などが並んでいてもいまいちだし、ダイエット方法とか、女にもてる秘訣、なんていうようなハウツー本があっても、恥ずかしい、そこで、そういうのは、取り除くでしょうが、わざわざ、大量買いをするか?インテリに見せたい、芸術に造詣が深いことをアピールしたい、など、色々、考慮、苦心して、背景には、他の人に見せたい自分のイメージを構成し得るような本選びに余念のない人もいるようです。 BBCのラジオ番組で、「 デザート・アイランド・ディスク 」という、著名人が、自分の好きな音楽をいくつか選ぶ、という番組がありますが、考えてみると、これなんかも、本当に純粋に好きな曲のみを選んでいる人もいるでしょうが、自分のイメージを作ることも考慮に入れて選曲をする人というのもいるでしょう。人間が社会的動物である以上、どんな人でも、自分の外への顔や印象は、意識的にせよ、無意識的にせよ、ある程度編集する、というのはあります。 そういえば、ロックダウンが始まってから、洋服の売り上げが減っており、現在、多くの人が、自分が持っている洋服のうち、70%ほどは使用していないのだとか。イギリスでは、スーパーや薬局以外の店は閉まっているので、洋服屋も開いてない、という事情もありますが、ネットでの洋服の売り上げも落ちている様なのです。たしかに、会社に...

河豚太鼓、日本におけるワクチン事始

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ワクチン、英語ではvaccine(ヴァクシン)。ラテン語で牛を意味するvaccaに由来する言葉です。 過去、多くの人の命を奪い、更には、命は助かっても、あばた後を残したり、または、伊達政宗の片目を奪ったりした天然痘。これをやっつけるために、色々な実験がなされ、 かなり以前に「 エドワード・ジェンナーとワクチン 」という投稿で書いた様に、イギリスの田舎医師であったエドワード・ジェンナが、牛の乳しぼりをする女性たちが天然痘にかからないのに着目し、牛の天然痘であり人体にはひどい被害を及ぼさない牛痘にかかることにより、人間が天然痘にかかるのを妨げる効力があるのではと着目したわけです。ワクチンは、こうした天然痘退治のための牛痘の接種により始まったため、今も「牛」の名残をその名に残しています。丑年の今年に、コロナ感染を抑えるためのワクチン接種が始まるというのも、なんともぴったりです。 さて、前回の記事で話題にした、岡本綺堂作「 半七捕物帳 」のうちに、「河豚太鼓」という作品があります。これが、日本における、この牛痘を用いたワクチン事始と、牛痘法というこの新しい医療に対する一般庶民の不安が原因となってもちあがる事件を扱っており、大変、興味深いものがありました。以下、少々、この作品の冒頭からの抜粋。(一部分、はしょってあります。) 種痘の話が出た時に、半七老人はこんなことをいった。 「今じゃあ種痘と云いますが、江戸時代から明治の初年まではみんな植疱瘡(うえぼうそう)と云っていました。その癖がついていて、わたくしのような昔者は今でも植疱瘡と云っていますよ。日本の植疱瘡はなんでも文政頃(1818ー1829年)から始まったとかいう事で、弘化4年(1847年)に佐賀の鍋島侯がその御子息に植疱瘡をしたというのが大評判でした。それからだんだんに広まって、たしか嘉永3年(1850年)だと覚えていますが、絵草紙屋の店に植疱瘡の錦絵が出ました。それは小児が牛の背中に跨って、長い槍を振り回して疱瘡神を退治している図で、みんな絵草紙屋の前に突っ立って、めずらしそうに口をあいてその絵を眺めていたものです。」 「なにしろ植疱瘡ということがおいおいに認められてきて、大阪の方が江戸より早く植疱瘡を始めることになりました。江戸では安政6年(1859年)の9月、神田のお玉が池(松枝町)に種痘所というものが官許の看板...

バケーションがもたらしたイングランド再ロックダウン

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V・A・C・A・T・I・O・N  楽しいな ぎらぎらと輝く太陽背に受けて 青い海 泳ぎましょ 待ち遠しいのは 夏休み なんて歌がありましたね。このバケーション(正確にはヴァケーションと書いた方がいいのでしょうか)という単語のスペルを覚える時、この歌が役に立ちましたが、その他に、学校の友達が、「ヴァケーションのスペルは、馬鹿チョンて覚えればいいんだよ」と言っていたのをいまだに覚えています。 マスクをするビートルス像 イギリス(イングランド)は、コロナのいわゆる第2波を、局地的 モグラたたき作戦 だけでは抑えきれず、3月の頭と全く同じような状態で、すでに感染が蔓延してしまってからの、遅れを取ったロックダウンに入ります。11月5日の木曜日から1か月と、今のところは期間限定ですが、さて、それもどうなることやら。再び、必需品を売る店以外は閉まり、人々は、外出規制により、必要以外での外出を避けるように指示され。前回と異なり、さすがに今回は、学校は開いたままにする予定。それはそうでしょう。学校を閉めていた期間があまりに長かったですから。 大体、感染が増えつつある9月中頃に、政府は、サイエンティストから、「今のうちに、2週間の短いロックダウンをして、感染がひどくなるまえに抑え込み、追跡調査が機能する状態にする必要がある」とアドバイスを受けていたのですが、政府は、足踏みをし、感染のひどい北部などに規制を敷いたのみで、気が付くと、感染はじわじわと全国に広がり、ここのところ、1日の死者300人を超しています。リバプールあたりでは、すでに病院がひっ迫状態になりつつあるようです。よって、市民が楽しみにしているクリスマス前にはなんとか、多少の抑え込みをしたい、全国の病院が機能不全にならないように、藁にもすがるロックダウンと相成りました。ロックダウンに遅れを取ったため、こうなった今となっては、2週間では済まないだろうと、1か月となった次第。手段が遅れれば遅れるほど、感染を抑えるには時間がかかるってこと、3月の1回目のロックダウンで学んでいなかったのか。 今回の感染は、なんでもその80%が、夏の間にスペインへ遊びに行った人たちが、持ち帰り、まき散らしたものなのだそうです。3月の第1波は、冬のイタリアのスキーリゾートから帰った人たちが原因だったと言われています。スペインの海辺のパッケージツアーは安価...

スーパーの宅配ブーム

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3月に、イギリスのロックダウンが発表された後、うちの様にリスクグループのダンナを持つ家庭は、買物は、なるべく、周辺の親戚や友達に頼むようになどと言う話だったのです。が、周りに親戚もいないし、そんなことくらいで、近所の人に頼みたくもなかったので、しばらくの間、私がぼつぼつとリックを背負ってスーパーへ出かけていました。 スーパーの宅配に頼むという手もあったのですが、とにかく、ロックダウン開始時期に、国民が一斉にわーっと、宅配を行っているスーパーのサイトに押し寄せ、開いている日やスロットを見つけるのはほぼ不可能な状態。スーパーによっては、サイトに入るのに列ができ、待ち時間は1時間などと出てくる始末。仕方なく、実際に地元のスーパーに行くと、結構空いているという妙な状態でした。とにかく、感染と死亡者が日々上がって行っていたので、健康な人でも、あまりスーパーに行きたくなかったのでしょう。当時は、客はおろか、レジを含む、店の人も一切マスクをしていなかったので、空いていても、店内で長居はしたくなかったですね。 そのうちに、政府からの手紙で、リスクグループで、食料雑貨の入手が難しい人は、オンラインでレジスターすれば、 緊急物資 が無料で宅配されるという事を知らされ、このサービスを使う事約1か月。そして、やっと、念のため、宅配サービスに登録だけしておいた大手スーパーである、テスコから、だんなにメールで、「あなたは、国で指定するリスクグループであると理解しています。当社では、そういった人たちのために優先スロットを作ったので、ログインしてみてください」と有難い知らせが入り、さっそくログイン。見事、優先の宅配スロットの予約ができ、これで、買い物のジレンマは一件落着。こうして、始まったテスコにお願いする宅配サービスの1回目は、4月終わりの事でした。以来、毎週、宅配を頼むようになり、私は実はそれから一度もスーパーへ足を運んでいないのです。全国的ロックダウンが終わってから、現在も使い続けています。 なんでも、同じことを、21回だか繰り返すと、それは習慣になるのだそうです。私も、もうそろそろ、21回は、スーパーの宅配を使用しているはず。(ちなみに、この21という数字は、ラジオのニュースで、聞いたのですが、誰がどう考えたのかは知りません、28回だったような気もします。とりあえず、そのくらいの数字という...

イギリスのコロナ感染再拡大

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イギリスでのコロナ感染大爆発で、全国的 ロックダウン 宣言がなされたのは、6か月前の3月23日でした。 デジャブ?昨夜の8時、ボージョー( ボリス・ジョンソン )は、再び、テレビ画面に登場し、再感染への対策とそれに対する協力を呼びかけのアナウンスをしていました。だんなは、ボージョーが画面に現れると同時に、「もう、こいつの顔を見るのも、声を聞くのも嫌だ。胸糞悪い!」と、居間を去って、隣の部屋に行ってしまいました。だんなは、現政府のコロナに対する対策の不手際もさることながら、合意なき離脱に突っ込みそうな、ブレグジットに関して、とにかく頭にきているようです。 感染は上がっているものの、入院者の数も死者の数も、今のところは、3月、4月にくらべ、ずっと低い上、経済がかなり危ない状態に達しているので、さすがに、もう全国的ロックダウンを行う事はせず、すでに導入されているルールの他に、明日から新しく施行されるという対策とは、 パブやレストランでの営業時間を夜10時までとし、バーの周りで立ち飲みなどを許可せず、テーブルサービスだけとする バーでビールをつぐ人、ウェイター、ウェイトレス、店員、レストラン内で着席していない客は必ずマスクをする事 職場に行く必要のない人はできるだけテレワークをする 結婚式に参加できる人数の上限を30から15人に減らす スポーツのイベントに徐々に観客を入れる予定であったのを中止 6人以上集まってはいけないという現行のルールを、室内で行うチーム・スポーツにも適応させる ルールを守らぬものには、一回目から200ポンドの罰金を科す といった感じです。(詳しくは BBCサイト まで。)このほかに、 ボリスのモグラ叩き大作戦 に従い、あまりにも感染が爆発してしまった地域は、局地的に、もっと厳しい処置が施される事となります。 交通機関、店内の客、病院などでの マスク着用 の強制はすでに導入されていたのですが、私がその時不審だったのが、なぜ、バーテンダーや、調理人を含むレストランの従業員、店員にはマスク着用の義務が言い渡されなかったのかという事。客より先に、多くの人の相手をする従業員がまず、すべきではないのかと。 バーテンダーが、マスクをせずに、大声で喋りながら、ビールをぐーっと注いで客に出す様子、レストランのキッチンで、キッチンスタッフが、サラダなどを、マスクをつけない...

Covidiotはコロナ阿保

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新型コロナウィルスは、イギリスでは、時に、コーヴィド・ナインティーン(Covid 19)、または,発生した年の数字である19を落として、単にコーヴィッド(Covid)と呼ばれています。もっとも、厳密に言うと、Covid19は、 Coronavirus Disease 2019(2019年コロナウィルス感染症)の省略で、今回の新型コロナウィルスによって起こる病気の事を指します。新型コロナウィルス自体の正式名は、Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 (重症急性呼吸器症候群ウィルス、略して、SARS CoV-2、サーズコロナウィルス2)。まあ、それはさておいて・・・ 新しい造語で、最近、コーヴィディオット(Covidiot)という言葉をよく耳にしますが、これは、Covid と、Idiot(イディオット、阿保、馬鹿)を合体させた言葉。言うならば、コロナ阿保といった訳になりましょうか。このコーヴィディオットとは、どんな人の事を指すかと言うと、まず、感染を抑えるためのルールを無視し、全く従わない人、また、ロックダウンで食料や物資が減るのではと、他人を顧みず、大量のトイレットペーパーなどを狂ったように買いだめする人の事です。日本で使うなら、感染してしまった人に、不必要なまでの嫌がらせをする人なども、入れていいような気がします。要は、社会が一団で、感染をやっつけようとしている時に、感染の蔓延のみならず、社会不安や不調和を招くような行為をする人の事ですから。 どこの国にも、こうした人たちは多かれ少なかれいるでしょう。が、施設が整っていないあまりに貧しい国はともかく、コロナウィルスの感染を抑えきれずに死者をたくさん出している国は、政府の対応の悪さの他にも、このコーヴィディオットが人口の中に占める割合が高いのではないかという気がします。残念ながら、イギリスでも、比較的、このコーヴィディオットの割合が高いと、結論せずにはいられません。 コロナが存在するというのは噓で、でっちあげだという、陰謀説を確信している人や、ワクチンはできても絶対接種を受けないと言い張る人もイギリスでは、多々おり、先週末などもこうした人たちが集まって、トラファルガー広場でコロナ感染抑制対策に反対するデモをしてました。「自由を守る」とかいうのがうたい文句の様ですが...

マスク論争

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ついにマスクを着用して登場したボリス・ジョンソン ヨーロッパ諸国でも、店内などの人の集まる閉鎖された場所では、マスクの着用が強制される国が増え、市民も徐々にマスクの習慣が身につきつつある様子。イギリスよりも早めに、まだ感染数がぐっと少ないうちにロックダウンに入り、よって、イギリスより早く、感染を抑え、ロックダウン緩和を始めたオーストリア。首都ウィーンに住んでいるドイツ人の友達は、ロックダウン開始直後にメールをくれ、皆、きちんと指示に従って特に問題なく生活している、というような事を言っていました。そして、すでにかなり前から、オーストリア政府は、店舗内でのマスク着用を義務ずけていました。 食料、医療品を売る以外の店が開いてから、そろそろ4週間、イングランドでは、公共交通機関と病院内でのマスクの着用は義務となったものの、店舗内ではいまだに政府はその姿勢をはっきり出しておらず、私の住むような小型地方都市では、マスクをしている人などを見かけるのはめづらしいくらい。 イングランドよりもロックダウンの緩和を遅らせ、感染をイングランドよりぐっと抑え込んでいるスコットランド自治政府首相の二コラ・スタージョンは、先日、ロックダウンの徐々なる緩和にあたり、店舗内で、マスク、または、何らかの形で口元を覆う「Face covering、フェイス・カバリング」の強制化を宣言。「病院で医者や看護婦は、12時間のシフトをマスクを着けたままがんばっているのだから、一般市民が、医療機関を危機に陥れないよう、店舗内でちょっとマスクをするくらい、できるはずだ」と。ごもっとも。コロナ対策で、最近、イングランド(ウェストミンスター国会)とは多少違う方針を見せているスコットランドで、二コラ・スタージョンの支持率は上がっているようです。 よって、イングランドは、現段階では、ヨーロッパ内でも、庶民がマスクをほとんどしない数少ない国(地域)のひとつとなりつつあります。もっとも、 ボリス・ジョンソン もようやく、店内でのフェイス・カバリング強制化を考慮し始めている事を示唆し、昨日、はじめて、マスクをつけた姿で登場していました。だって、スコットランドでフェイス・カバリング強制となり、イングランドでは強制しないまま、コロナ第2波でも来て、イングランドのみがひどいことになったら、責任問われるでしょうしね...

ボリスのモグラ叩き大作戦

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いまだに、日本に比べて、毎日のコロナ感染による死者の数も多いイギリス( イングランド )ですが、ロックダウンの緩和は続いています。 すでに食料品、医療品を売る以外の店舗もオープンしており、さらには、今週の土曜日(7月4日)には、パブやレストラン、ホテル、そして、多くの、ぼさぼさ頭の人たちが待ち焦がれていた美容院や理髪店も開く予定。 日々ワイルドになってゆく髪型を気にしていた私の友人も、さっそく7月6日に美容院の予約を入れたそうです。彼女からのメールは、毎回のように、スコットランド自治政府首相の 二コラ・スタージョン に触れていて、「あの人、ショートカットなのに、いつも綺麗にショートのままで整ってる、あれはひそかに美容師に切ってもらってるに違いない」と、書いてあり、二コラ・スタージョンの全く伸びない髪型は、ロックダウン中、彼女の固執観念となっていました。ちなみに、二コラ・スタージョンは、イングランドでの緩和が始まってからも、用心深く、スコットランド内でのロックダウンの緩和を遅らせていたため、スコットランドの感染は、イングランドよりずっと抑え込まれています。 さて、そんなイングランドの緩和ムードの中、外国人には、 リチャード3世 の骸骨が発見された事で知られている レスター で、感染の拡大が広がっている事から、レスターのみ、局地的ロックダウンの引き締めが再び始まります。レスター内の、せっかく開いたばかりの店舗も閉じることとなり、土曜日のオープニングに向けて準備をしていたレストランやパブも開店が延期される事になり、こうした店舗が、すでに注文を出したり、購入していた保存のきかないものへの投資は、水の泡となるようです。 庶民に受けそうなキャッチフレーズをまき散らすのが大好きな、英国首相ボージョーこと、 ボリス・ジョンソン は、ロックダウン緩和後も、各地でぽこぽこ現れるであろう感染の上昇を、こうした局地的ロックダウンで封じ込める必要があるとし、これを「 Wack-A-Mole 、ワック・ア・モール」(もぐら叩き)対策と命名していました。彼にしては、的を得た表現です。確かに、これから、ワクチンができるまで、世界各国で、モグラ叩き、ならぬ、コロナ叩きが必要となるでしょう。ただし、もぐら叩きを成功させるは、反射神経が必要ですよ。今のところ、反射神経をもっているかも...

ロックダウン中のオアシス

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ガーデン・ルームに入って来たブラックバード 2年前(2018年)の6月から12月にかけて、非常に狭く、食べ物を作るだけで座るスペースもなかった我が家のキッチンを、庭に突き出すように拡大し、ダイニングテーブルを置けるエリアを作りました。3メートルx4メートルの、このエクステンション(拡大工事)のおかげで、かなり毎日の生活が向上した感があります。ちなみに、エクステンションというと、日本では、髪の毛を長くするヘア・エクステンションあたりが一番最初に頭に浮かぶかもしれませんが、イギリスでは、エクステンションというと、こうした、既存の家の拡大工事を指すことが多い感じです。 エクステンションが開始したばかりの頃 イギリスでの大工仕事は、最初に言われた期間よりずーっと長くかかるのが常で、始める前は、3,4か月と言われた工事が、のろのろ進んだ6か月の間、家の中はぐちゃぐちゃで、かなり大変でした。 つっかえ棒で、使い続けた以前の流し 台所の流しやコンロが比較的、長く使っていられるようにと、流しは以前のものを、つっかえ棒などをして、ぎりぎりまで使用。ついに、工事の後半に入り、流しとコンロを取り外してからは、大工の頭のナイジェルから借りた電気クッカーを使い、居間で調理、皿洗いは風呂場で、という、キャンプのような日々。 また、工事が始まる前の設計家との相談と設計図の作成、地方自治体への通知など、着工となるまでの道のりも長かった・・・。が、我慢した甲斐はありました。 何せ、日本の家のように、古くなったら、全部壊して、一から建て直すという事はほとんど行われないので、イギリスの古い家は、常に、内部の改善、改築、そしてエクステンション。昔の生活とニーズが異なってきているので、手を入れていない家というのは、ほとんど無いでしょうね。我が家も、1960年ごろに最初に建てられた、セミでタッチド(片側が隣家とくっついている家)で、前の家の所有者によって、すでに色々手が入れられていたのを、更に、私たちも、何やかやと多少の改造をしています。(これは、以前の記事「 まきストーブのある家 」でも書きましたが。)前の家の間取りに制限されずに、一から設計し直すことができたら、ずっと楽なのでしょうが。イギリスでは、こうしたセミでタッチド、更には、両隣がくっついている長屋のよう...

池の金魚の悲劇

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良い気候となってきました。昨日は、午前中、前庭の草むしりをしてひと汗かいた後、裏木戸から家へ戻る時、庭で日向ぼっこをしながら本を読んでいたお隣の女性を見かけ、あいさつ。 この隣家の庭には、約1メートルくらいの高さで、長方形をした小型の、イギリスの風呂おけを浅くしたような池があります。彼女は、この池のすぐわきの椅子に座っており、「私たちの金魚が・・・」と、長らく美容院に行っていないため爆発してきている髪の毛を手で押さえながらいわく、「1匹だけ残して、全部、かもめに食べられちゃったの!」 この言葉に、一瞬、映画「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(A Fish Called Wanda)の一場面で、ケビン・クライン扮する性悪のオットーが、マイケル・ペイリン扮するケンが大切に育てていた熱帯魚をつまんで、ちゅるちゅるっと飲み込む映像が頭をよぎりました。お隣さんが留守の時、私も頼まれて朝晩餌をまいたことがある、赤い小さい金魚たちが、カモメの口の中へ消えていったのか。あーあ。 「お宅の反対側のお隣も池あるでしょ?大丈夫かしら?この前、カモメが、塀にとまって、あの家の庭のぞき込んでるの見たわ。」と彼女は続けて言いました。うちの反対側の隣人は、かなり大きな深い池を持っていますが、飼っているのは、でかい鯉。食べがいはあるかもしれませんが、金魚のように一飲みでちゅるっとはできないですね。それに、池の上には、金網をかぶせてあったはずだし。 そう、最近、やたらカモメが多く空を徘徊しているのには気が付いていました。それも、いつもより低空を飛んでいる感じで。新型コロナ感染に伴う、イギリスのロックダウンのため、海岸線の町やリゾートの人出がなくなり、今まで、そういった場所での、食べかけで捨てられていた、 フィッシュ・アンド・チップス などの、人間のおこぼれを頂戴していたカモメたちが、食べるものが減少して、内陸までやって来ているのではないかという話です。おそらく、同じ理由から、冬季は、カモメは比較的多いのですが、この季節でこれだけ見るのは、やはりロックダウンの影響でしょう。街のタウンセンターなどでも、くずかごなどに人間の食べかすが無くなっているので、郊外の庭の池までのぞき込んでいるのか。カモメは何でも食べますからね。そういえば、例年、あまり見ないカラスも庭に到来する数が増えている気がし...

コロナ時代の死と葬式

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うちの旦那が所属する、隣村のテニスクラブの知り合いが、先日、癌で亡くなりました。新型コロナ騒ぎが始まる前から、病院に出たり入ったりしており、経過はかんばしくはないと思われていた上、コロナの感染が蔓延したため、予定されていた治療が延期となり、ずっと自宅療養をしていた人です。 イギリスのロックダウンが始まる直前の、テニスクラブのクラブ・デー(メンバーが気ままに集まってプレーする日)に、彼はクラブ・ハウスに現れて、プレーは一切せずに、メンバーと話をしたり、みんながプレーするのを、ベンチに座って眺めてから、帰って行ったという事で、うちの旦那が彼に会ったのもそれが最後です。「あれは、もう治らないし、現状ではしばらく治療も始まらないと諦めて、別れのつもりで、やって来たんだと思う。」と、旦那は、その時から言っていましたが。 現在、葬式も、出席できる人員に制限などもかかり、ささやかなものとなっています。彼の奥さんから、葬式の日の連絡が回ってきて、「参列は家族だけとなりますが、もしよかったら、10時半に、テニスコートの近くの通りを、棺を乗せた車が通るので、道端にテニスラケットを持って、ソーシャルディスタンシングのため、間隔を取って並んで、見送ってやって下さい。」そこで、だんなは、テニスラケットを持って出かけ、他のクラブメンバー30人くらいと、3メートルづつほどの間隔を取り、道の両側に立って、棺が通る時に、ラケットを振って来たようです。棺を待っている間、他の車を運転していたドライバーが止まって、「何やってるの?」と聞かれたと言っていました。 もともと、葬式というのは、生きている人間のためのもの。こういう、あっさりとした見送り方もいいのではないかという気がします。棺を乗せた車は、そのまま樹木葬の場所へと向かったそうです。最近は、樹木葬を選ぶ人は増えてきている模様で、旦那も、私も、樹木葬でいいねと言っています。 彼も、ある意味では、コロナ騒動の間接被害者の一人とも言えます。この他に、旦那の故郷の友達のお母さんも、先日、おそらくコロナ感染で自宅で亡くなってしまいました。彼女は、旦那が育った通りに住む、当時最後の住人だったとかで、旦那は、「これで故郷との絆もかなり細くなった気がする。」 彼女の場合は、3月中旬からすでに咳が止まらず、コロナの疑いがある場合は連絡する事...

ホテル・カリフォルニアへようこそ

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Last thing I remember I was running for the door I had to find the passage back to the place where I was before "Relax," said the night man "We are programme to receive You can check-out anytime you like But you can never leave 最後に覚えているのは ドアに向かって駆けていった事 以前にいた場所に戻るための路を探さねば 「落ち着いて下さい」と夜間の受付が言った 「我々は、客を受け入れるのが目的です。 いつでも好きなときにチェックアウトできますが、 去ることは永久にできません。」 米ロック・バンド、イーグルス(Eagles)の1977年の歌「Hotel California、ホテル・カリフォルニア」の歌詞の最後の部分です。 新型コロナウィルスに対するロックダウンも6週目に突入し、一体全体、いつ、どんな風に、鎖を外して、ドアを開けていくのか、いまだに、わかっていない状態です。「わー、こわいコロナ嵐が吹いている、中へ入れ、ドアを閉めろ」と、とりあえず、やったはいいが、まったくもって、その後はどうするのか無計画。食べ物や薬局以外の店は、全て閉めてしまうという処置が、実際に良かったのか。経済を破壊しないためにも、ガーデンセンターなど、人と人との間隔を開けて経営できるものは、少しでもあけておくべきではなかったのか、と今になって思います。そして、この国は、もっと早めに計画を立て、準備し、もっと早めに処置を行うべきだった。躊躇した挙句の果て、闇雲に、ほとんどすべてを閉めてしまった今、「もうそろそろ、いいかな。」とドアを開けたところで、また、「わーやっぱりだめだー、もう一度、入れ―!」なんて事になりかねない。人々は、自宅の窓から外を眺め、コロナ嵐が自然消滅してくれることを願うけれど、そんなことはあり得ない。実際、今、ロックダウンが終わっても、怖くて家を出たくない、という人の割合は、年齢健康状態を問わず、かなり高いのだそうです。 そんな中で、このイーグルスのホテル・カリフォルニアが、頭の中...

平均的イギリス人が1週間に必要とする食料物資

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イギリスの ロックダウン が始まって、5週間以上が経ちました。新型コロナウィルスによる死者はすでに、わかっているだけで2万人を超えています。介護施設や、自宅で、コロナかどうかわからずに亡くなってしまった人たちは、この数に入っていないので、実際の死者は、報告されている以上多いという事です。やっぱり、準備が足りず、処置がおそすぎたんですね。また、昨日は、癌の治療が延期になり、自宅待機をしていた、うちのだんなの知人が亡くなりました。こういったケースも、コロナの被害者です。葬式も、身内だけの、参列者がいないものになるようです。 ロックダウンが始まった時、うちのだんなは、政府から手紙で「あんたは、コロナウィルスにかかると非常に危ない健康障害を持っていると判断された人間のひとりなので、最低3か月は家から出ないでね」という連絡が来たことは、以前の記事に書きました。その後、それでは買い物はどうしよう、私がひょろっと買い物に出て、万が一、コロナをもらって来てうつしたら、同じではないかと、色々なスーパーの宅配サイトを訪れたところ、どれもこれも、健康体でも、買い物に行きたくない人たちも殺到し、全く予約が取れない、または宅配サイトを一時的に封鎖するスーパーまで現れ、らちがあかず。仕方なく、ちょこちょこ買い物に出ていました。 近所に親戚やら子供やらが住んでいれば、そういう人たちに買い物を頼んだりできるのですが、うちは近くに頼れる親戚などいないし。同じ通りに住むおじさんがやってきて、「お宅、リスクグループなんじゃないの?電話くれれば、欲しいもの買ってきてあげるよ」と立候補してくれたのですが、おそらく私たちより年上の彼を、欲しいものがある度にスーパーに買い物に出すのも気が引け、「まあ、なんとかなるでしょう、気持ちだけ頂きます。ありがとね。」とお礼だけ言って。 一応、お肉は、町の目抜き通りでよく使っていた肉屋さんが配達をしてくれるようになり、また、土曜日に町のマーケットで屋台を出していた野菜おじさんが、テキストで注文を出すと、配達してくれていて、買い出しに出なければならないのは、パンとミルク、またその他もろもろの日常品だけとなっていたのですが。 3週間前、再び、政府からの手紙で、「リスクグループ用の、サイトをうちたてましたので、登録してください」と連絡。しばらく、そのまま登録...

ジーザス・クライスト・スーパースター

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「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、イエス・キリストの十字架上の死に至るまでの最後の1週間(受難週)を、作曲アンドリュー・ロイド・ウェバーと作詞ティム・ライスのコンビがロック・ミュージカル化した1971年初舞台の作品。先週、折しも、イースター(復活祭)の週末に、この作品の最近の舞台公演を、ユーチューブにて観劇できました。 というのも、新型コロナによる世界的ロックダウンで、各地の劇場も閉鎖し、それは多くの人たちが自宅で過ごすこととなっているため、「The show must go on」と銘打って、2週間前から、アンドリュー・ロイド・ウェバーの数々のミュージカル舞台公演を、イギリス時間では、金曜日の夜7時から48時間、無料でユーチューブで配信してくれるという有り難い企画のおかげです。イギリスのナショナル・シアター(National Theatre)も、1週間ごとに演目を変えての無料舞台公演を配信してくれています。これを利用しない手はない。 私は、アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカルは、見た気になりながら、見ていないものがほとんどです。「ジーザス・クライスト・スーパースター」も、最初から最後までは見た事がなかったのですが、それは、有名なミュージカルのこと、いくつかのメロディーは知っていました。特に、テーマ曲的「スーパースター」の、やまの部分、 Jesus Christ Jesus Christ Who are you? What have you sacrificed? イエス・キリスト イエス・キリスト あなたは何者だ?あなたは何を犠牲にしたのか? とか、 イエスが、逮捕される前ゲッセマネで、「なぜ死なねばならぬのか」と悩みながら叫ぶように歌う部分、 I'd want to know, I'd want to know, my God 神よ、私は知りたい、私は知りたい くらいは、どこかで聞いたのが頭にこびりついていて、気が付くと時々、歌っていた事もあるのですから、不思議なものです。 ミュージカルは、イエス・キリスト、イスカリオテのユダ、マグダラのマリアの3人が軸となっていますが、イエスよりも、実際は、ユダが主人公ではないか、という雰囲気を強くかもし出しています。 この公演では、舞台は...

日本初のロンドン・ナショナル・ギャラリー展

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本当であれば、今年の3月3日より6月14日まで、上野の西洋美術館にて、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展が開催されているはずでした。そして、その後は、大阪へ行く予定。イギリス国外では初めての、大規模なロンドン・ナショナル・ギャラリー展という事で、当美術館所蔵のうち、61枚の絵画が、海を渡って日本の訪問者を待っていた。東京オリンピックの年だから、という美術館側からの好意もあったのだと思います。ああ、それなのに・・・! コロナのおかげで、当展覧会は、まだ始まっていない状態です。まさか、日本で誰も本物を見ないまま、全ての絵がイギリスへ帰国するとは思えないので、貸出期間の延長などが考慮されるのかもしれませんが。だって、日本のみならず、現在、世界のあちこちで、美術館は閉鎖状態にあるでしょうから。かくなる、ロンドンのナショナル・ギャラリー自体も今のところ閉まっています。 という事で、当展覧会を見に行くつもりでいた人は、いざオープンとなった時に、絵の説明を読むのばかりに時間を費やさず、じっくりと絵画と向かい合って眺めることに専念できるように、この閉鎖期間中に、それぞれの絵や画家についての、背景知識をつけておくというのも手かもしれません。今は、見に行く前の下準備の時期って感じで。旅行にしても、博物館、美術館訪問にしても、前もって予習しておくと得るところも多いものです。特に、一部西洋美術は、キリスト教やギリシャ・ローマ神話なども、多少は知っていないと、何の絵かわからない、というのもあります。 まずは、ロンドンのナショナル・ギャラリー(国立美術館)の歴史について、簡単に書いておきます。 ヨーロッパの、いわゆる公立、国立美術館は、すでに18世紀に、フローレンス、ウィーン、パリ、19世紀初頭にアムステルダム、マドリッド、ベルリンでオープンし、1824年に設立されたロンドン・ナショナル・ギャラリーは少々遅れを取って始まります。 コレクションの基礎を作ったのは、1823年に死亡したジョン・ジュリアス・アンガースタインなる資本家の保有していた作品で、政府は、売りに出されていた彼のコレクションを、ナポレオン戦争中、オーストリアへ貸していた金が、たまたま、返済されたのを機会に購入。また、他の人物(ジョージ・ボーモント、ウィリアム・ホルウェル・カー)も、自分たちのコレクション...

ロックダウンの中働く人たち

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一昨日、玄関を誰かが、とんとんとノック。開けると、ドアの入り口に、小さな小包が置かれ、ポストマン(郵便配達員)が、ドアから2メートルくらい離れて立っていました。「ハロー、小包そこに置いたから。」と彼。小包を拾い上げ、「サンキュー!キープ・セーフ!」と私、彼は手を振り、「サンキュー、ユー・トゥー。」と去って行きました。 ロックダウン が始まってから、外出はほとんどできないため、本を注文する人が増えているようですが、私もその一人。玄関の郵便受けに入りきらない厚さだったヒラリー・マンテルの「ウルフ・ホール」の小包を届けてくれました。いつもだったら手渡しなのが、コロナがはびこる、こんなご時世ですから、彼も気を使って、ソーシャルディスタンシングをして、私との間隔を取ってくれました。郵便局からも、そういう指示が出ているのかもしれません。 うちに来るポストマンは、記憶に残る限り、ずっと同じ人で、イギリスのコメディアン、ヒュー・デニスに似ているので、私とだんなは、彼の事を陰で、ヒューと呼んでいます。周辺を散歩している時なども、時に、彼が、手紙を持って歩き回っているのに出くわし、遠くでも手を振ってくれるお馴染みさんです。イギリスがロックダウンになってからも、彼の様な、社会を動かす上で無くてはならない、いわゆる「キー・ワーカー」は、仕事を続けています。 他のキー・ワーカーは、当然、イギリス医療機関のNHSで働く人員、また医療機関を支えるその他の会社の人員、介護師、薬剤師、スーパーや食料品店関係で働く人員、農業関係者、配送員、電気・ガス・水道・下水などに関わる仕事、教師、公共交通関係、警察、軍、政治家、地方自治体の人員、ゴミの収集員などなど。学校は現在しまっていますが、こうしたキーワーカーの子供たちは受け入れる体制を取っていて、先生をしている、だんなの幼馴染は、シフトで時々、キーワーカーの子供の指導に出勤しています。キーワーカーと正式にみなされていない人たちでも、まだ家から出て働いている人たちはいるわけですが。 前回の記事 に書いた様、昨今、医者や看護婦さんの感染のリスクはかなり高く、仕事がほぼ命がけとなっていて、気の毒である上、畏敬の念を感じているのですが、スーパーのレジなどで働いている人たちの中でも、不安を感じている人も多いようです。スーパーによっては、客とレジの間に...

医療崩壊が起こった時、誰を救うか?

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イギリスの ロックダウン が始まってから1週間以上が経ちました。感染の急増は続き、死者も増え、特に感染者の多いロンドンでは、 ロイヤル・ビクトリア・ドック わきにある、巨大イベント催事場であったエクセル・センターが急遽、軍によって、多くのベッドを備える病院と変身。ナイチンゲール病院と命名され、1~2週間後にやってくるのではと言われる、感染ピークに備え、今週金曜日から患者の受け入れに入ります。このロックダウンを、国民がきちんと守ったと仮定しても、その効き目が見え始めるのは、まだ先の話です。 とにかく、政府の対応が遅かったため、イギリス医療機関のNHSでは、医者や看護婦が、新型コロナウィルスの患者を治療する際に、感染から身を守るための、マスク、ゴーグル、エプロン、手袋さえがいまだ足りていない状態。エプロンなどは、サンドイッチ屋さんでサンドイッチを作るのくらいにしか役に立たないような、ぺらぺらのものだという話。自分で買い求めたり作ったりしている医療関係者、介護関係の人たちもいる、というありさまです。 イタリアでは、すでに多くの医師たちが命を落としていますが、イギリスでも、きっと、同じことが起こってしまうのでしょう。そうとわかっていながら、選んだ職業だから、人命を救うため、と働かなければならないのは、それは、怖いと思います。重症化する要素のひとつとして、どれだけウィルスを浴びてしまったかというのがあるそうで、ほんのちょっとウィルスをもらうだけなら、軽症で済むものも、医療関係者の様に、重症患者をつばのかかる距離で、何人も何人も観ていると、たとえ若いお医者さんたちでも、体が戦いきれず、やられてしまうのだそうです。その上、人一倍のストレスもあるでしょうから。政府はそんな人たちに、「NHSで働く人々はすばらしい。」と口でほめるだけで、彼らを守るための装備もそろえていない。この状況では、ある意味、国が、重症となった比較的高齢の病人たちの命の方に重きを置き、まだ社会で働いている医者たちを犠牲にしていると、言えなくもないです。 また、感染を判明するためのテストも滞っており、コロナ感染の疑いのある風邪の症状を出している医療関係者ですら、テストを受けられずにいるため、医者、看護婦の4分の1の人員が、現在、念のために自己隔離していて、現場で働けない状態。なんで、こんなに、テスト...

ロックダウン

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23日の月曜日の夜、いわゆる、コロナウィルスのリスクグループに入るだんなの携帯にイギリスの医療機関NHSからメッセージが入り 「あなたは、コロナウィルスに感染した際に 重症となる可能性のある人物 として認識されました。以後、最低、12週間、家から出ないで下い。家があなたにとっては、安全な場所です。家にいることがあなたの健康のためにも、ひいては、NHSの負担を避けるためにも、一番です。窓は開けてもいいですが、家からは出ないように。家の中では、他の家族のメンバーからは、3歩離れて過ごしてください。できるだけ頻繁に、20秒間の手洗いを徹底してください。」 とのお達し。このメッセージを受け取ったのは、イギリス人口の2%くらいだという事で、だんなは、高級VIPクラブのメンバーみたいだ、と変な事を自慢していました。冗談じゃない。 この後、すぐ、テレビで、ボリス・ジョンソンが、他の一般国民に対しても、どうしても外で働かなければいけない人以外は、皆、今後、3週間は、家を出ないように、とのアナウンス。家から出ていいのは、必要な食料や薬などの買い物に行く時と、一日一回の戸外での運動をする時のみで、その際も、他人とは、たえず、2メートルは距離を取る事・・・。私の携帯にも、その旨を伝えたメッセージが入ってきました。これによって、食料や、薬などの必需品を売る以外の店は、店を閉じることを余儀なくされました。 需要の急増で、各スーパーマーケットの配送サービスのサイトはパンクし、2,3週間は、配送の開いている日は無いという状態。なので、私が、スーパーへちょこちょこ買い物に行かねばならないのですが、そこで、私が感染して、だんなにうつしたら、どうするのか。 アジアが、新型コロナウィルスの影響で四苦八苦している時に、のほほんとしていたこの国。屋根は晴れている時に直せという感覚は、まるで持ち合わせていないようで、感染が広がり始めてからも、対応が遅い事、遅い事。感染の前に立ちふさがるというより、感染の後を、穴の開いた虫取り網で追いかけているようなものです。 イギリスも、事実上のロックダウンなわけですが、うちのようなリスクグループの人物のいる家庭の、食料確保の方法も、その人たちにまかせっきり。うちは、まだ、私がいるからいいですが、一人暮らしで、通常、健康状態のさえない人は不安でしょうね...