ドイツ人もお気に入りのシェフィールド・パーク・ガーデン

前回投稿の「ブルーベル鉄道」のシェフィールド・パーク駅のそばに、シェフィールド・パーク・ガーデン(Sheffield Park Garden)なる、有名な庭園があります。鉄道のチケットとコンビになった券を買って入場可能なようですので、ブルーベル鉄道に乗って、時間があるようなら回ってみたい場所であります。

其々高さの違う、いくつかの池が繋がってある庭園。英国18世紀ランドスケープ・ガーデン界のスーパー・スター、ランスロット・(ケーパビリティー)・ブラウンによるデザイン。

近くに聳え立つゴシック風お屋敷はシェフィールド・パーク・ハウス。こちらのお屋敷は、私が持って行ったガイドブックによると、現在、内部を改造されて、豪華フラット(アパート)となっているそうなので、中には入れません。

初夏のツツジ(azalea)やシャクナゲ(rhododendron)、そして、秋のもみじの紅葉が見物・・・という事なのですが、ツツジとシャクナゲは、すでに、ほとんど終わっておりました、残念。

それにしても、ツツジ、シャクナゲともみじ・・・?どれも、酸性土を好む植物です。ここより少し南の地は、サウス・ダウンズと呼ばれるチョーク層地帯で、土はアルカリ性のはずなのに、ここは違うのか・・・と疑問に思ったら、サウス・ダウンズから、やや北上したこの場所は、ウィールド(Weald)と呼ばれる地で、上層のチョーク層が、すっかり侵食されてしまっており、それよりも古い土壌がむき出しになっているエリア。日本で良く見られる、アルカリ土に弱い植物達も丈夫に育ってくれるわけです。

ウィールドは、チョーク層のサウス・ダウンズとノース・ダウンズにサンドイッチされた土地で、この部分、チョークがなくなってしまっているのですね。(上図参照下さい。図は、英語ウィキペディアより。)

このベンチで、コーヒー・タイムを取りました。日本へ帰った気分?

池のスイレンの花も、咲き始めたばかりで盛りはまだ。

一時、しとしとと霧雨も降りましたが、雨に煙った感じの風景も良かったです。

私達がたどり着いたとき、調度、バスツアーの団体さんが入場するのとかち合わせになったのですが、ドイツ人の団体さんでした。今回の旅行、イーストボーン、ビーチーヘッド、ルイス、そしてブルーベル鉄道と、この庭園、と回ってきたのですが、途中、ビーチーヘッドとルイスでも、見かけた外人(イギリス人でない)観光客は、ほとんど全員、ドイツ人だった気がします。

なんであんなにドイツ人ばかりだったのか・・・ドイツは休日だったのかな・・・と、後で調べてみたら、6月12日の日曜日が、Whit Sunday(ペンテコステ 精霊降臨)と呼ばれる、キリストの信者達の上に、天から精霊が降る日。翌日の月曜日もWhit Mondayと呼ばれる休日のようです。イースターと同じで、毎年、日付が変わる休日だとの事。私達が旅行したのは、14日(火)と15日(水)でしたが、連休を利用し、1週間の休みを取って、イギリス旅行・・・などというドイツ人観光客がいたのかもしれません。

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