Wind is blowing from Siberia・・・


Wind is blowing from the Aegean.
女は海・・・
私の中でお眠りなさい

と歌ったのはべっぴんさんのジュディ・オングでした。

現在イギリスは、残念ながら、風はエーゲ海からは吹いてこず、シベリアから。

Wind is blowing from Siberia.
今夜も雪・・・
湯たんぽ抱いてお眠りなさい

という感じです。

現在大西洋側に居座っている高気圧が、比較的暖かい西風を阻止し、風は、北東から流れ込んでいます。その影響で、先週後半辺りから、スコットランド及びイギリスの北部(特に北東部)が、時期的にかなり早い大雪に見舞われていました。

ロンドンを含む南部は、しばらく難をまぬがれていたものの、月曜日の夜から、この辺りも雪が降り出しました。昨日、ぎしぎし雪を踏みながら帰宅してから、庭の積雪に物差しを突っ込んだところ10センチ。今朝は15センチとなっていました。東風が切れるように冷たいので、本日、体感温度はマイナス7度くらいだったという話もあります。

今朝、キッチンのドアを開けると、寒くて、ひもじい夜を過ごしたブラックバードが、私が餌を放るのを待っていました。気の毒に。前回の冬も、ロビンなどを含めた野鳥がかなりの数、寒さで死んだらしいです。こんな寒い冬に鳥じゃなくて良かった。

餌の他に、冬、野鳥の面倒を見る際、思い出さなければいけないのが、寒い期間は、水の凍結により、鳥が水を飲める場所も少なくなる、という事。うちの鳥用水飲み場も凍っていたので、これも氷を割って、少し暖かめの水を足して。

キッチンの窓枠に干しぶどうを出してやると、ブラックバードたちは、次々とやって来ます。上の写真の、顔が白いブラックバードは、ここ2年見かける、我家の庭の常連のうちの一羽。今年の冬も、何とか乗り切ってくれや。

下は、雪の中、餌を取りに集まってきたブラックバード達のビデオです。


前回の冬も、12月後半辺りからイギリス各地大凍結状態となり、道路事情はぐちゃぐちゃ、学校は閉まる、空港は閉鎖、電車のダイヤは乱れ、などなどの騒ぎ。今回も、同じ。まったく雪に弱い国です。

雪に弱い・・・というか、一般的に、何事に対しても、効率的な準備をちゃんとして、計画どうりに実行に移すことが出来ない国。どこかしら、危機感に欠け、いつも何かがあってから、いきあたりばったりで、どうにか切り抜けるというパターンです。「これは大変な事になった。うーん・・・まずは、紅茶を飲んで一服してから考えてみるか。」みたいな。コメディアンなどに言わせると、英国人は、「何だ、この国は、まるでなってない!」と自国の文句を言うのが好きなので、これでいいんだという話もありますが。

第3回目で、おそらく最終となるキモセラピーを11月19日に終わらせ、22日の夜から家へ戻ってきていたうちのだんな。今週、29日の月曜日に、ばい菌により発熱し、再び入院とあいなりました。実際、今のこの天気と道路事情では、家にいて具合が悪くなっても、救急車を呼ばない限り、病院へ大急ぎで辿り着くのも大変とあって、血球の数が上がり、正常値に戻り始める今週末いっぱいまで、病院に置いておいてくれないかな、と私は思っているのですが。場合によっては、明日、また退院となるかもしれません。病棟には、先週末に出したというクリスマスツリーが飾られていました。昨夜は、電車のダイヤの乱れで、わりと遠くに住む看護婦さんが一人、家へ帰れなかったという話です。

上の写真は、Guardian co.ukのギャラリーより拝借。この人の、「お、雪だ。」という表情がいいです。こうして、色々な雪のシーンの写真を見るのは、楽しいのですけれど。

コメント

  1. こんばんは
    コメント 書きたいですよー。鳥 ですから。冬は鳥をみるには絶好の季節なんです。我が屋の庭にも小さな小鳥がやって来てくれる。うれしいではないですか。ブラックバードは日本では見ません。可愛いですね。今年はこれから寒くなるようです。寒がりにはつらい季節でもあります。

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  2. ブラックバードは、一番なじみの鳥です。鳥が庭に来てくれるのはいいのですが、朝など羽に霜がおりている感じのものもいて、寒いと可愛そうです。雪はかなり溶けましたが、本日も寒い。
    今月は、もしかしたら多数投稿するかもしれません。「こんなに沢山書いて、読めないわ!」と思ったら適当に流してください。

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