デーツとチーズの関係は?

かなり昔、夕食に呼んでもらった家で、食事の後のコーヒーと一緒に、こんなものが出てきました。デザート皿に載せられたデーツとカマンベールチーズ。デザート用ナイフとフォークでお上品に切っていただきました。メロンに生ハムのコンビネーション同様、甘さと少々の塩味が微妙に美味しく、デーツはこういう食べ方もあるのかと感動したのでした。デーツとチーズの関係は・・・Excellent!

手持ちの、食べ物百科事典をめくってみました。
dates(デーツ)は、date palm(ナツメヤシ)の木になる実を乾燥した物。ナツメヤシはかなり長寿の木だそうで、放っておくと30メートルほどの高さまで成長するそうですが、花と実は、木のてっぺんに実るため、商業用の木は、収穫の際の実用性から、15メートルほどに達すると切ってしまうそうです。実は大きな房に付き、実が沢山付いた一つの房は10キロ以上の重みがあると言います。1本の木は1年で、平均50キロほどの実をつけ。
デーツは、エジプトやメソポタミアでは古代から食されており、ローマ人たちもお気に入りだったようで、ローマ帝国時代の調理の本にも出てくるそうです。現在の生産国は主に、エジプト、イラク、イラン、サウジ・アラビア、北アフリカ、パキスタン、ペルシア湾沿いの国々。南スペインでも生産可能だそうですが、それより北になると育たないか実をつけない、南国育ち。米のカリフォルニア辺りでも、取れるそうです。
デーツの実は、たんぱく質、ビタミンA,Bを含み、アラブの遊牧民などは、長期間、デーツとミルクだけで生活する事ができるのだそうです。デーツとチーズも栄養価的には、遊牧民ダイエットと同じでしょうから、健康には悪くないかもしれません。

先週、マーケットでデーツが売られていたので、沢山買い込みました。賞味期間は来年12月までと長持ちですから、買いすぎてもOK。1パック1ポンドはお買い得です。デーツの実のなる房をイメージして、写真の様にパックされているものが一般的。これはチュニジア産でした。

熱いコーヒーを入れて、一人、ラジオを聞きながら、デーツとカマンベールのデザート・タイム。う~ん、美味。そして、気分はアラビアのロレンスなのです。

コメント

  1. 少し前にBBCのインターネットニュースでエジプトかどこかでたわわに実ったデーツを収穫する人の写真を見ました。あんまりたくさん実っているので驚きました。日本で’ナツメ’として売られているのはたいてい中国産、他の国のはデーツだったりします。首都圏にいたころ時々食べたけど、このあたりでは店でもあまり見かけないような・・・。いちじくにしてもそうだし、北海道人て食べ物には結構保守的だったりしてと思っています。Amazonで見つけたのでチーズといっしょに今度試してみます。

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  2. こんにちは
    昨夜、サッカーの試合、日本対アルゼンチン戦に日本が勝利し、とても面白い試合でした。日本の新監督はイタリア人なのですが、顔つきは日本の中年サラリーマン風で親しみが持てます。これからの日本サッカーは面白くなりそうです。
    デーツはドライフルーツとして、時にスーパーで見かけますが、あまりないです。私はイスラムのお店の人に分けてもらって食べた事があります。保存がきくと思っていたら、中から虫が出て来て大騒ぎになりました。
    甘くて美味しいですよね。これとカマンベールはあいそうですね。チーズは大好きなのでこんど試してみます。

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  3. アネモネさん
    アマゾン・ジャパンでは食料も売っているとはびっくり。私も検索してみたら、本当に出てきました。値段もお手ごろですね。日本にいた時、私は一度もデーツを食べたことがなかった気がします。インターネットは便利なものです。健康食料品店で売っているドライ・チェリーが高すぎるからと、アメリカから安く大量に買い込んでいる知り合いもいます。

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  4. せつこさん
    アルベルト・ザッケローニ監督、さっそくグーグル・イメージで写真見てみましたが、サラリーマンより愛嬌が良い、いい顔ではないですか。
    デーツ保存ききます。虫が出てくるとは、運が悪いですね。私は幸い、まだ、デーツでは虫に遭遇していないです。アネモネさんによると、アマゾン・ジャパンで購入できるということです。おやつにビスケットを食べるより栄養も良いと思います。

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