ヨークシャーの丘を走り抜けるツール・ド・フランス
本日、イングランド北部のヨークシャー州にてツール・ド・フランス(Tour de France)が始まります。
1日目はヨークシャーの大都市リーズから、うちのだんなの故郷ハロゲイト。
2日目はヨークから、シェフィールド。
3日目は北部を去り、自転車の町ケンブリッジから、オリンピック・パークを抜け、おなじみロンドンはバッキンガム宮殿前のマルまで。
この後、一行は、通常通りフランスへ行くわけです。
ヨークシャーは、私も2年住んだ事がある思い入れのある土地でもあるし、だんなは、時折、ヨークシャーの丘が恋しいなどと思うこともあるようで、ツールにあわせて、また、ヨークシャーデールにでも行って、声援を送ってみるベー、という話をしていたのですが、だんなは白血病再発で入院とあいなり、観戦はデールの道端からではなく、病室の中からとなります。
ヨークシャーデイルを歩くのが大好きだった、だんなの両親の灰も、デイル内(上の写真の場所)に撒いてあります。
今週末のスポーツイベントは、ワールド・カップ、ウィンブルドン、そして、ツールと盛りだくさんで、昨日のラジオでは、どのイベントが一番見るかちがあるか、などという議論まで繰り広げられていました。私は、少しずつ全部見たい・・・。だんなも、とりあえずは、病室内で、しばらくは退屈する事はないかもしれません。
せっかくの機会なので、ツール・ド・フランスのヨークシャー内でのルートで走る場所の写真などを、少し、ブログに載せてみることにしました。ヨークシャーの美しさを世界に知ってもらおうと、地元では、ツールに向けて、かなり前から準備を進めていたようです。
1日目ルート内
貫禄のお城があるSkipton(スキップトン)。
スキップトンは、ヨークシャーデール国立公園の玄関口でもあります。
Aysgarth(エイスガース)は、段々の滝で有名。あまり高い山の無いイングランドでは、華厳の滝のような頭上はるかかなたから落ちてくるようなものはありません。
この周辺は、ウォレスとグルミットのウォレスが大好きなウェンズリーデール・チーズ生産地のウェンズリーデール地方です。
この橋も走り抜けるかな?
Buttertubs Pass(バタータブス・パス)は、1日目のルートの見所のひとつではないでしょうか。
バタータブ(バター容器)という名の由来は、かつて、農民達が、夏の暑い時期に、この周辺にある岩の亀裂の下にバターが溶けてしまわないように置いて、貯蔵庫の様に使っていたという話から。
1日目の終点、Harrogate(ハロゲイト)はかつてはファッショナブルなスパ・タウン。今でも、町は上品感漂い、ヨークシャーのティールームなどとも呼ばれることもあり。そうそう、ティールームと言えば、町にあるベティーズと呼ばれるティーショップはとても有名。この支店はヨークにもあります。私はヨーク支店の方で、アフタヌーンティーと洒落込んだ事がありましたが、テーブルに着くまで大変な列でした。
ハロゲイトは、かつて、アガサ・クリスティーが失踪事件を起こした際に隠れていたオールドスワン・ホテルのある場所でもあります。
2日目ルート内
出発はYork(ヨーク)。上はヨークの大聖堂。
ヨークの観光の見所は大聖堂の他にも、町を取り囲む城壁上の散策、クリフォーズ・タワー、キャスル・ミュージアム、日本の新幹線も置いてある鉄道博物館などなど、盛り沢山。城壁内の古い建物を眺めながら、ただ、ぽこぽこ歩いているだけでも楽しい町。上の写真の右手の建物内にベティーズ・ティールームが入っています。
何度も訪れたKnaresborough(ナラズバラ)。この川でのボート漕ぎも2回やりました。城跡もあり。見た目が、イングランドと言うより、どことなく大陸ヨーロッパの雰囲気のある場所です。
この後、ブロンテ姉妹のハワースなども通過。ハワースの写真は過去の記事まで。こちら。
そんなこんなで、ツール・スタートまであと30分の秒読み開始となりました。
もー、楽しみだもー!
*追記*
母親がハロゲイト出身と言うイギリスのマーク・カベンディシュ。馴染みの土地で、なんとか1日目の区間優勝を果たし、イエロージャージーを身につけたいと、あまりに興奮し、踏ん張りすぎたのか・・・ハロゲイトのゴール200メートルというところで、オーストラリアのサイモン・ジェランを巻き込んでのクラッシュ。打ち所悪く、肩を脱臼。
痛さで顔をしかめ、それでもよろよろと、ゴールまではこいでいったもの、今年のカベンディシュのツール・ド・フランスは、怪我のため、ここで打ち止めとなってしまいました。ゆかりの土地での栄光どころか、とんだ事となり、残念。人生うまくいかないことも多々ある、と今更、思います。サイモン・ジュランには、自分が悪かった、と後で謝罪を入れたようです。1日目区間優勝は、ドイツのマルセル・キッテルへ。
1日目はヨークシャーの大都市リーズから、うちのだんなの故郷ハロゲイト。
2日目はヨークから、シェフィールド。
3日目は北部を去り、自転車の町ケンブリッジから、オリンピック・パークを抜け、おなじみロンドンはバッキンガム宮殿前のマルまで。
この後、一行は、通常通りフランスへ行くわけです。
ヨークシャーは、私も2年住んだ事がある思い入れのある土地でもあるし、だんなは、時折、ヨークシャーの丘が恋しいなどと思うこともあるようで、ツールにあわせて、また、ヨークシャーデールにでも行って、声援を送ってみるベー、という話をしていたのですが、だんなは白血病再発で入院とあいなり、観戦はデールの道端からではなく、病室の中からとなります。
ヨークシャーデイルを歩くのが大好きだった、だんなの両親の灰も、デイル内(上の写真の場所)に撒いてあります。
今週末のスポーツイベントは、ワールド・カップ、ウィンブルドン、そして、ツールと盛りだくさんで、昨日のラジオでは、どのイベントが一番見るかちがあるか、などという議論まで繰り広げられていました。私は、少しずつ全部見たい・・・。だんなも、とりあえずは、病室内で、しばらくは退屈する事はないかもしれません。
せっかくの機会なので、ツール・ド・フランスのヨークシャー内でのルートで走る場所の写真などを、少し、ブログに載せてみることにしました。ヨークシャーの美しさを世界に知ってもらおうと、地元では、ツールに向けて、かなり前から準備を進めていたようです。
1日目ルート内
貫禄のお城があるSkipton(スキップトン)。
スキップトンは、ヨークシャーデール国立公園の玄関口でもあります。
Aysgarth(エイスガース)は、段々の滝で有名。あまり高い山の無いイングランドでは、華厳の滝のような頭上はるかかなたから落ちてくるようなものはありません。
この周辺は、ウォレスとグルミットのウォレスが大好きなウェンズリーデール・チーズ生産地のウェンズリーデール地方です。
この橋も走り抜けるかな?
Buttertubs Pass(バタータブス・パス)は、1日目のルートの見所のひとつではないでしょうか。
バタータブ(バター容器)という名の由来は、かつて、農民達が、夏の暑い時期に、この周辺にある岩の亀裂の下にバターが溶けてしまわないように置いて、貯蔵庫の様に使っていたという話から。
1日目の終点、Harrogate(ハロゲイト)はかつてはファッショナブルなスパ・タウン。今でも、町は上品感漂い、ヨークシャーのティールームなどとも呼ばれることもあり。そうそう、ティールームと言えば、町にあるベティーズと呼ばれるティーショップはとても有名。この支店はヨークにもあります。私はヨーク支店の方で、アフタヌーンティーと洒落込んだ事がありましたが、テーブルに着くまで大変な列でした。
ハロゲイトは、かつて、アガサ・クリスティーが失踪事件を起こした際に隠れていたオールドスワン・ホテルのある場所でもあります。
2日目ルート内
出発はYork(ヨーク)。上はヨークの大聖堂。
ヨークの観光の見所は大聖堂の他にも、町を取り囲む城壁上の散策、クリフォーズ・タワー、キャスル・ミュージアム、日本の新幹線も置いてある鉄道博物館などなど、盛り沢山。城壁内の古い建物を眺めながら、ただ、ぽこぽこ歩いているだけでも楽しい町。上の写真の右手の建物内にベティーズ・ティールームが入っています。
何度も訪れたKnaresborough(ナラズバラ)。この川でのボート漕ぎも2回やりました。城跡もあり。見た目が、イングランドと言うより、どことなく大陸ヨーロッパの雰囲気のある場所です。
この後、ブロンテ姉妹のハワースなども通過。ハワースの写真は過去の記事まで。こちら。
そんなこんなで、ツール・スタートまであと30分の秒読み開始となりました。
もー、楽しみだもー!
*追記*
母親がハロゲイト出身と言うイギリスのマーク・カベンディシュ。馴染みの土地で、なんとか1日目の区間優勝を果たし、イエロージャージーを身につけたいと、あまりに興奮し、踏ん張りすぎたのか・・・ハロゲイトのゴール200メートルというところで、オーストラリアのサイモン・ジェランを巻き込んでのクラッシュ。打ち所悪く、肩を脱臼。
痛さで顔をしかめ、それでもよろよろと、ゴールまではこいでいったもの、今年のカベンディシュのツール・ド・フランスは、怪我のため、ここで打ち止めとなってしまいました。ゆかりの土地での栄光どころか、とんだ事となり、残念。人生うまくいかないことも多々ある、と今更、思います。サイモン・ジュランには、自分が悪かった、と後で謝罪を入れたようです。1日目区間優勝は、ドイツのマルセル・キッテルへ。
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