ガーデナーズ・デライト
例年、初夏に、10センチくらいの大きさの苗を買って育てていたトマト。今年は、種から育てました。というのも、園芸雑誌2月号に、一口サイズのチェリートマト「ガーデナーズ・デライト」(Gardener's Delight、直訳は「庭師の喜び」)の種がおまけでついてきたからです。
種は、みごと、全て発芽し、20センチくらいの大きさになった時に、いくつか他人にあげましたが、それでも、我家では、温室内7本、戸外に2本あり、順調に育っています。温室内のもの(上の写真)はすでに高さは私の背よりも高く、温室の屋根に届いています。
下から順にトマトが大きくなっており、私一人で、毎日食べるのに、調度いい量で、熟していってくれています。毎朝、温室のドアを開け、赤くなったものを、もぎっと取るのが楽しみの日課でもあり。
*****
ガーデナーズ・デライト等の、トマトの種からの育て方をざっと書くと・・・
種は、ポットに、約2センチ間隔で撒き、温室内、または窓際で発芽させる。発芽し真の葉が生えてきた段階で、大き目(9センチ)のポットに個別で植え替えます。(発芽して最初に出る丸みをおびた2枚の葉は、真の葉ではないので、要するに、植え替えは、葉が4枚になった段階で。)
丈夫に大きな苗になったら、更に大きいポットに移すか、長方形プラスチックの袋内に、野菜が育つのに必要な栄養と土がすでに入っているグローバッグ(growbag)を購入し、これに円形の穴を開け直接植えます。私は、温室内のものは、すべて、グローバッグを使用しました。ひとつのグローバッグに、2本か3本、植えてあります。戸外のものは、大型ポットを使用。いずれにしても、かなり背が高くなるので、竿等での支えは必要です。
メインの茎が一本のみ、太く真っ直ぐに成長するよう、葉と茎の間に、絶え間なく生えてくるサイドシューツ(わきから生えてくる小さな茎)を、小さいうちに、指で横に倒して摘み取るのがコツ。サイドシューツを放っておくと、果実に行くべきエネルギーがそちらに取られてしまうのだそうです。ガーデナーズ・デライトの苗をあげた人の一人のトマトを、先日見に行ったら、「サイドシューツを摘んでね」、とアドバイスしたのにもかかわらず、いくつか見逃したようで、脇から生えてきた茎も巨大に成長し、なんだか全体的に丸い茂みのようになっていました。小さなトマトは付いていたものの、まだまだ食べられる状態ではない感じです。
背が高くなってきたら、茎のみで光合成ができるので、葉っぱは基本的に必要ない、そこで、サイドシューツのみでなく、葉も、数枚だけ残して、下から順に切り取ってしまった方が、果実へ行く栄養が更に増えて、良いと言う人もいます。これは次回試してみましょう。こちらの方が、果実を見つけやすいという利点もありますし。
最初の花が開いてから、数日おきに、トマト用の液体肥料を水に溶かしてあげています。
*****
さて、戸外で育てている、一番最初に熟したトマトですが、「熟してきたな、明日の朝摘んで食べよう」と思い、翌朝、楽しみに庭へ出ると、
半分、すでに食べられてしまっていた!どこのどいつじゃ!
鳥だと思うのですが、おそらく、すずめでしょう・・・。庭に来るすずめギャングたちは、やはり戸外で育てているビートルート(beetroot、テーブルビート)の葉も好物で盛んに食べていたのです。思わず、昔話の「舌切り雀」が頭に浮かびました。パンくずなどを時々庭に出してやっているのに、それだけでは満足できず、サラダも食べたくなってしまう様です。すずめの数が減少しているという話を、何度か聞きましたが、うちの庭に限っては、その気配はないような。
先日、ラジオでも、すずめは、実に数多くの野菜類、その他諸々庭に育っている植物を何でも良く食べる・・・と、やはり嘆いている人がいました。以来、戸外のトマトは、熟す前の、まだやや青いうちに摘んでしまう事にしています。つんだものを、早く熟させるためには、バナナのそばに置いておくと良いと言います。
とりあえず、今夏は、トマトを買ってくる必要は無さそうです。そして何より、食用でも、観賞用でも、ガーデニングは心和みます。植物育てて「喜び」を得る「庭師」には、精神科医は要らないかもしれません。
種は、みごと、全て発芽し、20センチくらいの大きさになった時に、いくつか他人にあげましたが、それでも、我家では、温室内7本、戸外に2本あり、順調に育っています。温室内のもの(上の写真)はすでに高さは私の背よりも高く、温室の屋根に届いています。
下から順にトマトが大きくなっており、私一人で、毎日食べるのに、調度いい量で、熟していってくれています。毎朝、温室のドアを開け、赤くなったものを、もぎっと取るのが楽しみの日課でもあり。
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ガーデナーズ・デライト等の、トマトの種からの育て方をざっと書くと・・・
種は、ポットに、約2センチ間隔で撒き、温室内、または窓際で発芽させる。発芽し真の葉が生えてきた段階で、大き目(9センチ)のポットに個別で植え替えます。(発芽して最初に出る丸みをおびた2枚の葉は、真の葉ではないので、要するに、植え替えは、葉が4枚になった段階で。)
丈夫に大きな苗になったら、更に大きいポットに移すか、長方形プラスチックの袋内に、野菜が育つのに必要な栄養と土がすでに入っているグローバッグ(growbag)を購入し、これに円形の穴を開け直接植えます。私は、温室内のものは、すべて、グローバッグを使用しました。ひとつのグローバッグに、2本か3本、植えてあります。戸外のものは、大型ポットを使用。いずれにしても、かなり背が高くなるので、竿等での支えは必要です。
メインの茎が一本のみ、太く真っ直ぐに成長するよう、葉と茎の間に、絶え間なく生えてくるサイドシューツ(わきから生えてくる小さな茎)を、小さいうちに、指で横に倒して摘み取るのがコツ。サイドシューツを放っておくと、果実に行くべきエネルギーがそちらに取られてしまうのだそうです。ガーデナーズ・デライトの苗をあげた人の一人のトマトを、先日見に行ったら、「サイドシューツを摘んでね」、とアドバイスしたのにもかかわらず、いくつか見逃したようで、脇から生えてきた茎も巨大に成長し、なんだか全体的に丸い茂みのようになっていました。小さなトマトは付いていたものの、まだまだ食べられる状態ではない感じです。
背が高くなってきたら、茎のみで光合成ができるので、葉っぱは基本的に必要ない、そこで、サイドシューツのみでなく、葉も、数枚だけ残して、下から順に切り取ってしまった方が、果実へ行く栄養が更に増えて、良いと言う人もいます。これは次回試してみましょう。こちらの方が、果実を見つけやすいという利点もありますし。
最初の花が開いてから、数日おきに、トマト用の液体肥料を水に溶かしてあげています。
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さて、戸外で育てている、一番最初に熟したトマトですが、「熟してきたな、明日の朝摘んで食べよう」と思い、翌朝、楽しみに庭へ出ると、
半分、すでに食べられてしまっていた!どこのどいつじゃ!
鳥だと思うのですが、おそらく、すずめでしょう・・・。庭に来るすずめギャングたちは、やはり戸外で育てているビートルート(beetroot、テーブルビート)の葉も好物で盛んに食べていたのです。思わず、昔話の「舌切り雀」が頭に浮かびました。パンくずなどを時々庭に出してやっているのに、それだけでは満足できず、サラダも食べたくなってしまう様です。すずめの数が減少しているという話を、何度か聞きましたが、うちの庭に限っては、その気配はないような。
先日、ラジオでも、すずめは、実に数多くの野菜類、その他諸々庭に育っている植物を何でも良く食べる・・・と、やはり嘆いている人がいました。以来、戸外のトマトは、熟す前の、まだやや青いうちに摘んでしまう事にしています。つんだものを、早く熟させるためには、バナナのそばに置いておくと良いと言います。
とりあえず、今夏は、トマトを買ってくる必要は無さそうです。そして何より、食用でも、観賞用でも、ガーデニングは心和みます。植物育てて「喜び」を得る「庭師」には、精神科医は要らないかもしれません。
研修先の農家の温室で毎日のようにトマトの脇芽とりをしていたら、私も夫も脇芽(サッカーズ)の夢まで見てしまいました。ベランダのトマトも、自分たちの温室のも次々とサッカー達は出現します。調べるとdeterminate tomatoというのがあるらしく、脇芽を取らなくてもいいらしい。普通のはindeterminateなのだそうです。来年はdeterminateを作ると楽ができるかなと思っています。小玉系しかなさそうなの、収穫期が重なるなど難点もあるようです。
返信削除脇芽というんですね、日本語で。こちらのガーデン番組は、いつもside shootsと呼んでいますが、サッカーズという言葉の方が、やっかいもので、実がなるのに必要なエネルギーを吸い取るいけずうずうしい雰囲気が出ています。
返信削除大規模栽培だと、脇芽とりは、たしかに大変でしょうね。小さな温室内でも、見逃して、かなり大きくなってからあわてて刈ったりしますから。