日本人の弱点、ああ、LとR
ラグビーW杯も、いよいよ、今週末が決勝。決勝に進んだイングランドも、盛り上がっており、強敵オールブラックスを破った、先週末の準決勝のテレビ放送は、こちらでは、朝9時のキックオフという早い時間にかかわらず、日本国内での日本戦のテレビ視聴率には及ばないものの、ラグビー観戦にしては、かなりの高視聴率を記録。チケットは無くとも、今から、リックを背に日本へ繰り出し、決勝戦の雰囲気だけでも味わおう、なんて人も出てきています。プリンス・ハリーも見に行くようですし。大体、毎日毎日、泥沼状態に陥っているブレグジットのニュースばかりで、腐り果てた気分漂う中、久しぶりに、重く垂れ込むブレグジットの黒雲を忘れて、すかっとした気分を味合わったという人も多かったことでしょう。うちも、しっかり見て応援しました。
と、それはさておき、W杯の試合の日に、ラグビーファンでにぎわう、横浜の国際総合競技場へと行く途中の道の様子を放映したビデオを見ていた時、とある看板が大アップで映り、思わず、「あーあー」と声を上げてしまいました。ビール大好きの、海外からのラグビーファンを目当てに、「ビール1杯 x円」と英語で書かれた看板だったのですが、これが、
A grass of beer x yen
と書かれてあったのです。ほとんどの方がご存知だと思いますが、「grass」とは、「草」を意味します・・・。日本語の「グラス1杯」にあたるのは、「a glass of」。日本人は、LとRの発音の区別ができない、と言われていますが、この弱点が、書く英語にも出てしまった!「お客さんは、牛か?」って事になってしまいます。スペルがいまいち不安だったら、辞書で確認してから書きましょうよ。
こういう事があると、いつも思い出すのが、もう10年以上も前、だんなと一緒に日本旅行をしていた際、泊まったホテルでテレビをつけ、たまたま、妙なクイズ番組が流れていた事。クイズに答える人は、巨大な円盤の様なものに手首足首を縛り付けられていて、問題を出していた白人のお姉さんは、確か、ワンダーウーマンのような衣装を着けていました。回答者が、間違った答えを出すと、このねーさんの「トルネードー・スピン!」という掛け声と共に、その円盤が、回答者をのせたまま、くるくる回ってしまうというもの。まさに、日本ならではのクイズ番組だ、と、だんなと笑いながら見ていたところへ・・・こういう質問が出ました。
ロンドンのつづりは、Lではじまるか、Rではじまるか
回答者の男の子は、しばらく考えた後、ぱっと顔を輝かせ、「R!」と元気に答えてしまった。そして、気の毒にトルネード・スピンをかけられて、「おお!」と叫びながら、くるくるとしばらく旋回していました。私がきゃっきゃと笑う中、だんなは、そのシュールな顛末に、茫然と画面をながめていました。
そういえば、ビル・マーレイを主演とした東京が舞台の「ロスト・イン・トランスレーション」という映画がありました。あの映画の中では、ホテルの部屋に送られて、ビル・マーレイ扮するアメリカ人俳優を誘惑しようとするコール・ガールの日本人女性が、「私のストッキングをやぶってー!」と言おうとしながら、「やぶる」のripではなく、「くちびる」のlipという発音で、
Lip my stockings!
と言ってしまい、最初は意味をわかってもらえない、というシーンがありました。あれは、どうも、笑うに笑えないものがありましたが。
さすがに、ロンドンやグラスのスペルを間違えることはないですが、私もいまだに、LとRは下手くそです。よく、Lは、舌の先を上前歯の後ろに押し付けるように、Rは、舌を口の中に浮かせて、小さく「ウ」と言ってから発音するとか言われますが。一応、喋っている最中、頭の中では、今言っている言葉がLかRかだけは、わかっているつもりではいますが、発音がすっきりしているかどうかは、「?」です。
いや、LとRよりも苦手なのは、Wで始まる言葉かもしれません。woodとか woman、wolfとかは、ちょいと避けたい言葉。Yもいささか不得手で、yearとearの発音の区別も下手ですね、いまだに。こういうのは、もう子供の時からこちらにいないと、なかなかうまくならないものかもしれません。(これは言い訳か・・・。)よほどの事が無い限り、何を喋っても、文脈でわかってもらえるので、最近は、そうした細かいことには、あまり気をかけなくなりました。もっとも、気をかけないで喋ってしまうから、発音を極められないというのはあるかもしれません。
まあ、イギリス人は、それこそ、他国語を喋れる人が少ないので、発音を笑われたりしても、2か国語できるだけ、あんたよりましじゃ、と開き直ってもいいかとも思っています。
ただし、やっぱり、外人相手に、看板などに書いたりする場合は、ちょっと確認した方がいいですね。調べるのに、2分とかからず、後で、恥ずかしい思いをせずに済むわけですから。誰か、あの看板の間違えを直してあげてくれないかな・・・。
と、それはさておき、W杯の試合の日に、ラグビーファンでにぎわう、横浜の国際総合競技場へと行く途中の道の様子を放映したビデオを見ていた時、とある看板が大アップで映り、思わず、「あーあー」と声を上げてしまいました。ビール大好きの、海外からのラグビーファンを目当てに、「ビール1杯 x円」と英語で書かれた看板だったのですが、これが、
A grass of beer x yen
と書かれてあったのです。ほとんどの方がご存知だと思いますが、「grass」とは、「草」を意味します・・・。日本語の「グラス1杯」にあたるのは、「a glass of」。日本人は、LとRの発音の区別ができない、と言われていますが、この弱点が、書く英語にも出てしまった!「お客さんは、牛か?」って事になってしまいます。スペルがいまいち不安だったら、辞書で確認してから書きましょうよ。
こういう事があると、いつも思い出すのが、もう10年以上も前、だんなと一緒に日本旅行をしていた際、泊まったホテルでテレビをつけ、たまたま、妙なクイズ番組が流れていた事。クイズに答える人は、巨大な円盤の様なものに手首足首を縛り付けられていて、問題を出していた白人のお姉さんは、確か、ワンダーウーマンのような衣装を着けていました。回答者が、間違った答えを出すと、このねーさんの「トルネードー・スピン!」という掛け声と共に、その円盤が、回答者をのせたまま、くるくる回ってしまうというもの。まさに、日本ならではのクイズ番組だ、と、だんなと笑いながら見ていたところへ・・・こういう質問が出ました。
ロンドンのつづりは、Lではじまるか、Rではじまるか
回答者の男の子は、しばらく考えた後、ぱっと顔を輝かせ、「R!」と元気に答えてしまった。そして、気の毒にトルネード・スピンをかけられて、「おお!」と叫びながら、くるくるとしばらく旋回していました。私がきゃっきゃと笑う中、だんなは、そのシュールな顛末に、茫然と画面をながめていました。
そういえば、ビル・マーレイを主演とした東京が舞台の「ロスト・イン・トランスレーション」という映画がありました。あの映画の中では、ホテルの部屋に送られて、ビル・マーレイ扮するアメリカ人俳優を誘惑しようとするコール・ガールの日本人女性が、「私のストッキングをやぶってー!」と言おうとしながら、「やぶる」のripではなく、「くちびる」のlipという発音で、
Lip my stockings!
と言ってしまい、最初は意味をわかってもらえない、というシーンがありました。あれは、どうも、笑うに笑えないものがありましたが。
さすがに、ロンドンやグラスのスペルを間違えることはないですが、私もいまだに、LとRは下手くそです。よく、Lは、舌の先を上前歯の後ろに押し付けるように、Rは、舌を口の中に浮かせて、小さく「ウ」と言ってから発音するとか言われますが。一応、喋っている最中、頭の中では、今言っている言葉がLかRかだけは、わかっているつもりではいますが、発音がすっきりしているかどうかは、「?」です。
いや、LとRよりも苦手なのは、Wで始まる言葉かもしれません。woodとか woman、wolfとかは、ちょいと避けたい言葉。Yもいささか不得手で、yearとearの発音の区別も下手ですね、いまだに。こういうのは、もう子供の時からこちらにいないと、なかなかうまくならないものかもしれません。(これは言い訳か・・・。)よほどの事が無い限り、何を喋っても、文脈でわかってもらえるので、最近は、そうした細かいことには、あまり気をかけなくなりました。もっとも、気をかけないで喋ってしまうから、発音を極められないというのはあるかもしれません。
まあ、イギリス人は、それこそ、他国語を喋れる人が少ないので、発音を笑われたりしても、2か国語できるだけ、あんたよりましじゃ、と開き直ってもいいかとも思っています。
ただし、やっぱり、外人相手に、看板などに書いたりする場合は、ちょっと確認した方がいいですね。調べるのに、2分とかからず、後で、恥ずかしい思いをせずに済むわけですから。誰か、あの看板の間違えを直してあげてくれないかな・・・。
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