O2アリーナでテニス

ロンドンのノース・グリニッチにあるO2アリーナ。2000年のミレニアムの記念のために建てられた当時の名は、ミレニアム・ドーム。巨大マッシュルームに、数本の刺が生えている様な形です。 1999年11月に公開された、OO7映画「The world is not enough」の冒頭のテムズ河のボート・チェイスのシーンに、出来立てのほやほやの姿で登場していました。ボンドが、ドームの屋根から釣り下がるところで、オープニングの曲が入ったのでした、確か。私が、唯一、映画館で見たボンド映画です。 ボート・チェースのシーン でミラニアム・ドームを見てみよう。 最近では、マイケル・ジャクソンが This is It と銘打ったコンサートを行う予定のヴェニューでもありました。 さて、毎年この時期に開催される男子テニス・ワールド・トップ8が競う、ATPワールド・ツアー・ファイナルが、今年から5年間、このO2アリーナで行われることとなりました。来週末に予定されている男子国対抗のデビス・カップの決勝を除けば、一年最後のテニス・トーナメントです。 ここぞとばかりに、チケットをかなり前から予約。 当大会の対戦方は、4人ずつ、2グループにわかれての、ラウンド・ロビン(round robin)・・・どういう意味かと言うと、それぞれのグループ内で、1人の選手が他の3人全員と対戦し、うち、勝ち数、得点の多い2人が、準決勝、決勝へと進出します。 このラウンド・ロビンという言葉は、元はフランス語のrond(円形の)ruban(テープ・リボン)から来た言葉の発音が崩れて、こうなったという事ですので、鳥のロビンとは関係ないのです。スポーツで、この様に、1人が他の全員と対戦する意味の他に、上の者に抗議、反対の手紙などを提出する際、抗議者達が、サインを上から順番にするのでは無く、誰が抗議のリーダーかわからない様にするため、抗議者全員が、円形になるようにサインをした事を指すそうです。元は、船乗りに使われた言葉だと手持ちの辞書にはありました。 私達のチケットで当たった試合は、ラファエル・ナダルと相対するは、アンディー・ロディックが怪我で欠場のため、代わりに入った、スウェーデンのロビン・ソデルリング。 プレイの仕方から、体にボロが早く来て、もしかした...