無人島に持っていく音楽、デザート・アイランド・ディスクス

もし無人島に島流しになるとして、音楽を8曲、本を1冊、贅沢品を1品だけ選んで持っていく事が許されたら、何を選びますか?

Desert Island Dics(デザート・アイランド・ディスクス)という名のBBCのラジオ番組があります。1942年(戦時中!)に放送を開始した当番組は、音楽ラジオ番組では世界最長寿だそうです。

 毎回、各界の著名人をゲストに呼んで、彼らに今までの人生を語ってもらいながら、無人島に持っていく8曲を選んでもらい、その曲にまつわる思いで話を交え、曲を流す。最後には、大波が打ち寄せ、それら8枚のレコードが流されそうになった時、何があっても救いたい1曲を選出。それから、必ずもらえる聖書とシェークスピア全集の他に、持って行きたい本を1冊と、贅沢品を1品選ばせる趣向です。

思いもかけない人物が、意外な選曲をしたりすると、翌日の、時事番組などで、「XX氏はデザート・アイランド・ディスクでこんな変な曲選んでましたね~」など話題に上がったりもします。音楽もさる事ながら、聞く方としては、ゲストのそれまでの人生の話を聞くのが面白いですし。

人気番組ですので、出演したがる人も多いようです。ゲストはやはり、イギリス人が主ですが、時に外国人も登場。日本人では、オノ・ヨーコ女史やカズオ・イシグロ氏などが出演してます。

好きな曲、聴きたい曲は毎日、気分によって変わったりするものですが、無人島となると、毎日ひとりでも元気がでるようなもの・・・ルイ・アームストロングのWhat a Wonderful Worldあたりでしょうか。(ちなみに、昔々、ルイ・アームストロングご本人がデザート・アイランド・ディスクに登場した際には、自分で、しっかり、この曲も選んでいまず。)

番組に誘われて出演となると、教養があるように見せるために、クラッシック音楽なども、2,3選んだりして。考え出すと、8曲だけという限られた数での選曲も難しいものです。基本的には、私は、自分以外の人の声が懐かしくなる気がするので、ボーカルの入ったものを多くしたいです。

持っていく本は、その島の動植物図鑑。贅沢品は、時間が沢山あるだろうから、ひとつくらい楽器でもマスターしたいので、お手入れも簡単そうだし、自然の風景にマッチしそうなオカリナか木琴。無人島の鳥たちと、合奏でも楽しんでみます。贅沢品に楽器を選ぶ人は、わりと多い感じです。

I see trees of green........ red roses too
I see em bloom..... for me and for you
And I think to myself.... what a wonderful world.

I see skies of blue..... clouds of white
Bright blessed days....dark sacred nights
And I think to myself .....what a wonderful world.

緑の木々を見、赤いバラも見、
それらが、私や君たちの為に咲いてくれくれるのを見、
心に思う「なんて、すばらしい世界だ」と。

青い空を見、白い雲を見、
明るく満たされた日と、闇の聖なる夜に、
心に思う、「なんて、すばらしい世界だ」と。

*Desert Island Dicsのサイトは、こちらまで。

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