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3月, 2014の投稿を表示しています

ラリラリラリラとアマリリス

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我が家の2階の寝室には、真南を向いた大きな窓があり、冬でも明るく暖かいので、居心地の良い一番好きな部屋です。このブログを書くのも、読書するのも、大体、この部屋のベッド脇の ロイドルームチェア で。時折、目を上げて、窓のたんすの上に並ぶ植物越しに空を眺めるのも好きです。 常時、この窓際のたんすの上に置いてある植物群は、葉を指でこするとレモンの香りのするレモンセンテッドゼラニウム、オリヅルラン、そしてアマリリス。冬季は、 ヒヤシンス の鉢植えがこれに加わりますが、レギュラーの面子はいつも同じで、基本的に、陽射しと、乾燥に強く、水遣りを数日しなくても、ちょっとやそっとでは死なない植物たち。 2鉢あるアマリリスが咲き始めました。うちのアマリリス、もとはと言えば、義理の父が長年育てていたアマリリスの球根を割ったものを、うちのだんなが持って来て、ずっと育ててきたもので、かなり歴史のある植物なのです。実際、居間に飾ってある、義理の両親の写真の背景に、しっかり我が家のアマリリスのご先祖様も、一緒に写っているのです。世代を越して受け渡し大切にするものには、家具、陶器等の他に、植物もあるのです。 育て方として、一番大切なのは、置く場所でしょうか。暗い室内に置いておくと、冬季に葉が死んでしまうこともあるらしいので、成功の秘訣は、お日様がいっぱいの場所に置く事。水遣りも、やりすぎると返ってまずいようで、ずぼらな人には最適?乾いてきたかなと思ったところで、たっぷり水をあげ、開花期には、水の他に、水に溶かす肥料を、1週間おきくらいに、ちょいとあげるくらいです。花が咲き終わったら、茎を元から切り落としています。 丈夫に育っているアマリリスは、放っておくと、どんどん球根が大きくなり、更にその脇に、いくつもの小共球根が増えていくので、プラスチックの鉢は、膨れ上がっていく球根に引き伸ばされて変形したりします。ですから、3年に1回くらいは、球根を鉢から出して、もとの球根の周りに育っている子供球根たちを分けて取り、一番丈夫そうな球根を選んで植えなおしします。あまった球根は、別のポットに植えて、人にあげてもいいですし。植える際には、あまり大型のポットを使わず、土も大量使用しないこと。そして、球根の上部は、土から顔を出しているようにして植える。水遣りの際は、できるだけ、その球根の上部に水が

パンケーキデイ

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明日は、シュロブ・チューズデイ(Shrove Tuesday 告解の火曜日)、イギリスでは俗に「パンケーキデイ Pancake Day」として知られる日です。アッシュ・ウェンズデイ(Ash Wednesday 灰の水曜日)前日の シュロブ・チューズデイに、パンケーキ(ホットケーキ)を作って食べるという、この国のキリスト教関係の習慣から来たもの。 イースターサンデイ (復活際)の47日前に設定されているシュロブ・チューズデイは、2月4日~3月10日の間で、年毎に日付が移動します。ちなみに、シュロブ・チューズデイという名称は、懺悔をするという意味のシュライビング(shriving)という古い言葉が起源だそうです。 アッシュ・ウェンズデイから、イースター・サンデイまでの、46日間(日曜日を除くと40日間)がレント(Lent 四旬節)称される期間ですが、これは、洗礼者ヨハネから洗礼を受けた後、キリストが、人里離れた荒野で40日間、誘惑に絶えながら断食をしたことから、キリストの復活を祝うイースターに向け、40日間、己の過去の行いなどを振り返り、心を清め、自制する期間とされています。ちなみに、レントという言葉自体は、古い英語で春を意味するのだとか。 レントの期間中、本来は、肉、魚、卵、乳製品、その他の贅沢な食べ物を避け、質素な食事をする伝統から、前日のシュロブ・チューズデイに、ちょっとしたご馳走を食べたのです。レント期間に手を付けず、40日も放っておくと腐ってしまうような物を、この日に、平らげてしまう意味からも、卵、バター、牛乳に、小麦を足すだけで、使い切ってしまえるパンケーキを作るのは、グッドアイデアであったわけです。パンケーキをこの日に食べる・・・というのは、イギリスの他、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも習慣となっているようです。他のキリスト教国では、国により食べるもの多少違うようですし、カーニバル(謝肉祭)などをこの日に行うところもあり、ブラジルの、有名なリオのカーニバルの最終日は、この告解の火曜日に当たります。節制の前のどんちゃか騒ぎですね。カーニバルという言葉の意味は、もともとは、「肉にさよなら」。フランス等での、この日の名称は「太った火曜日(脂肪の火曜日)」で、コンセプトは同じです。 パンケーキデイには、また、エプロン姿でフ