コーンフラワー

庭でコーンフラワー(Cornflower:正式名 Centaurea cyanus )が満開となりつつあります。綺麗な青い色が目に気持ちよく、好きな夏の花のひとつです。

最近、世界的に数の減少が心配されているミツバチと、やはり数が減っていると言われる野生の蜂、バンブルビーのため、蜂たちが好むような花を庭に植えようと、新聞やテレビの園芸番組などで呼びかけていたものだから、今年は、コーンフラワーの種を買い、いつも植えるゼラニウムなどの代わりに、花壇の一部で育ててみた次第。

コーンフラワーはもともとは、野生の植物で、コーン・フィールドなどに雑草として生えていた事から、この名がきています。ちなみに、こちらで言う「コーン・フィールド」とは元来は、穀物の畑、特に小麦畑を指します。「コーン」という言葉自体が、小麦、バーリー、オーツ、ライなどの穀物一般を指す言葉。

米ではコーンと言えばとうもろこしですが、こちらではとうもろこしの正式名称は、メイズ(Maize)。などと言っても、コーン・フレーク、缶詰のスウィートコーンなど、米系の使い方も一般的になってきているのでしょうが。

農業の拡大と、雑草除去の農薬などの影響で、野生のコーンフラワーは最近ではほとんどお目にかかりません。今は、もっぱら庭に咲く花です。

コーンフラワーの背丈が90センチほどにもなるのは、小麦の間にはさまれて育ち、一面の小麦の海から、にょろっと顔を出して、蜂や蝶たちを呼んだなごりでしょうか。これも自然の進化のひとつ?小麦の陰に隠れてしまうような背の低いものは受粉されず淘汰され、環境に調度良い背丈のものが生き延びて。


目的かなって、我家のコーンフラワーには、毎日のように何匹ものバンブルビーたちや、他の種の蜂もやって来ます。ミツバチもちょろちょろ見かけ、何となくほっとした気分になりました。

やはり種から育てたひまわりは、まだ蕾ですが、こちらも開花したら蜂たちの間で大ヒットになるでしょう。

コメント

  1. コーンフラワー(矢車草)私も好きです。
    マツムシソウやブルーレースフラワーも同じく涼しげな花ですね。
    バンブルビー、実家の庭に来ていました。
    脚の根元に花粉をたっぷりつけていて重かったのか、
    トマトの花にふらさがったとたんに落下してしまいました。
    そのとき見かけたのはドジな一匹だけです。
    蜂が少なくなっていて気になります。

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  2. 矢車草、名前は聞いたことありましたが、コーンフラワーの事でしたか。マツムシソウ、ブルーレースフラワーはネットで写真を見てみました。感じが似てますね。

    バンブルビーは昆虫界のテディーベア。あの姿で空飛ぶのもエネルギー要るでしょうね。時々、息切れしたように、しばし、花の上で呆然と休んでいるのもいます。コーンフラワーのおかげもあって、とりあえず我家の庭は、蜂の数多くなってます。

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