ステーキ・アンド・エール・パイ

写真は、初夏に、近くの村のパブで食べたステーキ・アンド・エール・パイ(Steak & Ale Pie)。これが、なかなか美味しかったのです。エールでビーフをぐつぐつ煮込んで、仕上げにパイ生地をかぶせたもの。

エールは大麦麦芽を酵母を使用し常温発酵させたピールで、以前は、おやじの飲み物、のイメージだったのですが、最近ルネサンスを見て、料理以外でも、飲み物として、若者にも人気となってきているようです。

パイをさくさくっと切ってあけると、

中はこんな感じです。

レシピをインターネットで見つけたので、作ってみることにしました。

*材料(4人分)

オリーブオイル 1/2テーブルスプーン
煮物用ビーフ・ステーキ 1キロ(脂身を取り除き、小さめに切る)
ガーリック2かけ(つぶす)
ニンジン 1本(角切り)
玉ねぎ 大1個(みじん切り)
強めのエール 500ml
固形ブイヨン(ビーフ)4個
固形ブイヨン(野菜) 1個
チリパウダー 1/2テーブルスブーン
タイム
すでに用意して冷蔵してあるパイ生地300g
つやだし用溶き卵 1つ
コショウと塩 少々

*作り方

玉ねぎとにんにくを1分間フライパンでいためる。

ビーフを加え、ピンク色がなくなるまでいためる。

エールを半分加え、約1分煮、残りのエールをタイムとチリパウダーとコショウと塩と共に加える。

固形ブイヨンを砕きながら入れ(ブイヨンの量は、好みにより加減)、ニンジンを加える。

10分ほど煮た後、カセロールなべに移し、オブンへ入れ、ガスマーク3,4(180~200度)で最低1時間半は煮る。(煮汁が肉を覆いきっていない場合は、水を少々加える。)

料理を出す20分ほど前に、パイ生地を、パイ・ディッシュの大きさにひきのばす。オブンから、カセロールなべを取り出し、中身を、それぞれ、4つの個別のパイ・ディッシュへ分け、移す。パイ・ディッシュの上をひきのばしたペストリーで覆い、それぞれ、オブンへ戻し、約200度で20分ほど加熱。個別の器に移さず、カセロールなべを、そのまま大きくひきのばしたパイ生地で覆い、大型のパイを作っても可。

オブンから取り出す。内部がかなり熱いので、しばらく冷ます。出来上がり!

当レシピの載ったサイトは、こちらまで(英語)。

本当だったら、パイ生地も、市販を買わずに自分で作るのが良いのでしょうが、作る過程が、あまり面倒だと嫌になるタイプなので、ひとまずは、レディー・メイドの物で良しとしておきます。

パイ・ディッシュの代わりに、グラタン皿を使って作りました。パイは、パブで食べたものの様に、さくさく、というより、見た目は、オムレツか、座布団のようですが、パイも中身も、なかなか美味でありました。美味いランチを出すパブの経営は、まだ、無理かもしれませんが。

コメント

  1. こんばんは
    今日は久しぶりに雨降りで涼しい一日でした。やっと一息ついたといったところでしょうか。
    ボリュームがあって、温かい家庭料理ですね。パイ生地を使ったものがイギリスでは多いのでしょうか?ダーリンはアップルパイが大好物でよく作ります。
    強めのエールとありますが、普通のビールではだめでしょうか?

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  2. パイ生地のもの多いと思います。普通のビールで牛肉を煮た料理を、日本の料理の本で見た覚えがありますので、あまり違わずできるのでは。セロリを入れても美味しかったかなと思っています。

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