ソールズベリー
先週末、ハンプシャー州に住む、イギリスに来てから一番付き合いの長い日本人の友人が、「気晴らしに泊まりに来たら?」と誘ってくれ、お言葉に甘え、金曜日に、だんなを病院で見舞った後、電車に飛び乗り行って来ました。
彼女の家からは、ウィルトシャー州のソールズベリーやストーンヘンジが、比較的近いので、土曜日は、車でこのあたりの観光へ連れ出してもらい、ご機嫌。
ソールズベリー。123メートルと、イギリスで一番高い尖塔を誇るソールズベリー大聖堂(Salisbury Cathedral)で有名な町です。ちなみに2番目に高い尖塔を持つのが、ノリッチ大聖堂で、こちらは96メートル。
中世の建物にしてはめずらしく、1220年の着工から、38年間と言う超スピードで完成。そのため、建築スタイルはアーリー・イングリッシュと称される同一スタイルで統一されているそうです。大体の場合において、聖堂など、建設に長い時間がかかる建物は、こちらは、xx式で、あちらはoo式と、色々な建築スタイルがミックスされているものが多いのですが。ただ、ソールズベリーの有名な尖塔は、後の時代1334年に付け足されています。
イギリス一の尖塔も、やや難アリ。聖堂の土台は1.8メートルと浅い上、重さ6500トンの塔と尖塔を支えるのは至難の技で、尖塔は、ピサの斜塔よろしく傾いているらしいのです。17世紀に、建築家のクリストファー・レンが、尖塔の先っぽが、約75センチ傾いているのに気づき、被害の拡大を抑える処置を取ったとありました。写真を見る限りにおいては、わかりませんが、言われて見れば、傾いているような気もしてくる・・・、うーん、75センチ。頭を傾けて見ているから、そう思えてくるだけでしょうか。
さて、そんな統一の取れた中世の聖堂の中にドーンとある、上の写真の洗礼台は、比較的最近(2008年)造られたもの。
楽器かと思った上の写真は、copeと呼ばれる、聖職者の着ける半円のローブをしまうチェストだそうです。13世紀のもの。
ソールズベリーのクロイスター(回廊)は、イギリスで最大の中世のクロイスターとのこと。
クロイスターを通って入れるチャプターハウスには、4つ現存するマグナ・カルタ(1215年)のうちのひとつが収めてあったのですが、ガイドブックを持っていかなかったので、気づかずに、見ずに出てきてしまいました!また、後日、元気になっただんなと一緒に訪れ、次回は見て帰りたいものです。
教訓:ガイドブックは観光地に着く前に読んでおきましょう。聖堂内にある、世界で一番古い動いている時計(1386年)というのも見逃しましたから。
*****
さて現在は、聖堂のそこかしこに、聖人や昔の衣装の人々の彫刻にまぎれ、現代の服装を着た色つき人形達が置かれていました。彫刻家ショーン・ヘンリー(Sean Henry)氏の作品で、10月末まで展示されているようです。
写真の巻き毛のぼくが、展示物のパンフレットを参考にしながら、まじまじ鑑賞している姿が可愛かったです。
宗教とはまるで関係ない、その辺にいそうな人たちが、場違いな感覚で、立っていたり横になっていたりする姿は、なかなか愉快。
こんな作業着姿のお兄さんもいれば、
テークアウェイのコーヒー片手にした黒人オフィスワーカーも。
聖堂の外にも、ベッドで寝ているこんなものもあり、隣に寝て、写真を撮る観光客グループもいました。
*****
「close」と称される聖堂の脇の芝の敷地も、イギリスで最大のものだそうです。瀟洒できれいな建物に囲まれています。
イギリスで一番・・・というのがやたら多い大聖堂です。聖堂から持ってきたパンフレットには、このcloseは最大な上に、最も美しいとあり、さらに大聖堂内のマグナ・カルタは現存する中でも、最もすばらしいものと描写。最も高い、最も大きいは、計りようがありますが、最も美しい、最もすばらしいは、主観的なものなのですが・・・。このパンフレットを書いた人にとっては、イギリスNO1の大聖堂なのでしょう。
ソールズベリー大聖堂のサイトは、こちら。
私の友人にとって、ソールズベリーは観光地と言うより、お買い物に来る場所。近くだと、いつでも見れるというのがあるので、真剣に観光などした事はほとんど無く、聖堂に入るのも、本当に久しぶりだったそうです。まあ、いつでも行けると思うと、そういうものです。
彼女が、町で買いたいものがあるからと、門を通りCloseを出て、タウンセンターへ。
町のマーケット広場では、ひげのおじさんがバンジョーなど轢いておりました。
友人が欲しいものをゲットしたところで、そろそろ2時間の駐車時間も終わり、駐車場へ戻ります。いざ、ストーンヘンジへ!
*ソールズベリーはロンドン、ウォータールー駅より電車で行くと、約1時間半の日帰り圏内です。
彼女の家からは、ウィルトシャー州のソールズベリーやストーンヘンジが、比較的近いので、土曜日は、車でこのあたりの観光へ連れ出してもらい、ご機嫌。
ソールズベリー。123メートルと、イギリスで一番高い尖塔を誇るソールズベリー大聖堂(Salisbury Cathedral)で有名な町です。ちなみに2番目に高い尖塔を持つのが、ノリッチ大聖堂で、こちらは96メートル。
中世の建物にしてはめずらしく、1220年の着工から、38年間と言う超スピードで完成。そのため、建築スタイルはアーリー・イングリッシュと称される同一スタイルで統一されているそうです。大体の場合において、聖堂など、建設に長い時間がかかる建物は、こちらは、xx式で、あちらはoo式と、色々な建築スタイルがミックスされているものが多いのですが。ただ、ソールズベリーの有名な尖塔は、後の時代1334年に付け足されています。
イギリス一の尖塔も、やや難アリ。聖堂の土台は1.8メートルと浅い上、重さ6500トンの塔と尖塔を支えるのは至難の技で、尖塔は、ピサの斜塔よろしく傾いているらしいのです。17世紀に、建築家のクリストファー・レンが、尖塔の先っぽが、約75センチ傾いているのに気づき、被害の拡大を抑える処置を取ったとありました。写真を見る限りにおいては、わかりませんが、言われて見れば、傾いているような気もしてくる・・・、うーん、75センチ。頭を傾けて見ているから、そう思えてくるだけでしょうか。
さて、そんな統一の取れた中世の聖堂の中にドーンとある、上の写真の洗礼台は、比較的最近(2008年)造られたもの。
楽器かと思った上の写真は、copeと呼ばれる、聖職者の着ける半円のローブをしまうチェストだそうです。13世紀のもの。
ソールズベリーのクロイスター(回廊)は、イギリスで最大の中世のクロイスターとのこと。
クロイスターを通って入れるチャプターハウスには、4つ現存するマグナ・カルタ(1215年)のうちのひとつが収めてあったのですが、ガイドブックを持っていかなかったので、気づかずに、見ずに出てきてしまいました!また、後日、元気になっただんなと一緒に訪れ、次回は見て帰りたいものです。
教訓:ガイドブックは観光地に着く前に読んでおきましょう。聖堂内にある、世界で一番古い動いている時計(1386年)というのも見逃しましたから。
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さて現在は、聖堂のそこかしこに、聖人や昔の衣装の人々の彫刻にまぎれ、現代の服装を着た色つき人形達が置かれていました。彫刻家ショーン・ヘンリー(Sean Henry)氏の作品で、10月末まで展示されているようです。
写真の巻き毛のぼくが、展示物のパンフレットを参考にしながら、まじまじ鑑賞している姿が可愛かったです。
宗教とはまるで関係ない、その辺にいそうな人たちが、場違いな感覚で、立っていたり横になっていたりする姿は、なかなか愉快。
こんな作業着姿のお兄さんもいれば、
テークアウェイのコーヒー片手にした黒人オフィスワーカーも。
聖堂の外にも、ベッドで寝ているこんなものもあり、隣に寝て、写真を撮る観光客グループもいました。
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「close」と称される聖堂の脇の芝の敷地も、イギリスで最大のものだそうです。瀟洒できれいな建物に囲まれています。
イギリスで一番・・・というのがやたら多い大聖堂です。聖堂から持ってきたパンフレットには、このcloseは最大な上に、最も美しいとあり、さらに大聖堂内のマグナ・カルタは現存する中でも、最もすばらしいものと描写。最も高い、最も大きいは、計りようがありますが、最も美しい、最もすばらしいは、主観的なものなのですが・・・。このパンフレットを書いた人にとっては、イギリスNO1の大聖堂なのでしょう。
ソールズベリー大聖堂のサイトは、こちら。
私の友人にとって、ソールズベリーは観光地と言うより、お買い物に来る場所。近くだと、いつでも見れるというのがあるので、真剣に観光などした事はほとんど無く、聖堂に入るのも、本当に久しぶりだったそうです。まあ、いつでも行けると思うと、そういうものです。
彼女が、町で買いたいものがあるからと、門を通りCloseを出て、タウンセンターへ。
町のマーケット広場では、ひげのおじさんがバンジョーなど轢いておりました。
友人が欲しいものをゲットしたところで、そろそろ2時間の駐車時間も終わり、駐車場へ戻ります。いざ、ストーンヘンジへ!
*ソールズベリーはロンドン、ウォータールー駅より電車で行くと、約1時間半の日帰り圏内です。
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