ニュージーランドでエミューの子守り

知り合いの夫婦が、2週間ほどニュージーランドのノースアイランド(北島)へ旅行に出かけ、数日前、戻ってきました。現地から、何枚か、写真を送ってくれたのですが、青い空と青い海は、憂鬱な毎日の続くこの時期のイギリスからは、魅力の旅行先ではあります。

現地の友人が留守の間に、ペットのエミューの世話をしてくれれば、無料で家に滞在してよいというアレンジで行ったので、さほど遠出は出来なかったものの、安く上がり、アウトドアライフも満喫して来たようです。上の写真は、泊めてもらった家の広い庭だそうです。にわとりが、勝手に走り回っている・・・。

庭の一部に、このエミューたちを飼っている場所があり、この方達に、宿代無料の代償として、毎日ご飯をあげたそうです。見た目は砂色をしたダチョウといったところ。オーストラリア原生の鳥で、アボリジニーの食べ物であったという事。今でも、食用のために飼育しているケースもあるようですが、このエミューたちは、ただのペットなので、夕飯の食卓に上がる危険はありません。よかったね。

何でも、エミューのおしりのあたりから取れるエミュー油が、お肌に良いのだという噂です。オーストラリア産のエミュー・オイルを販売している会社のサイトをのぞいてみると、エミュー・オイルは、筋肉や関節痛に効き、傷等がはやめに治る、肌荒れを防ぐ、皺防止に良い、養毛・育毛効果がある(!)などと、色々な効用が並べてありました。禿に利くなら、うちのだんなのお土産に買ってきてもらえばよかったか。ただ、こうした効用は、科学的裏打ちが、まだ、しっかりなされていない様です。まあ、副作用は無いというし、さほど高価でもないので、信じるものは救われる、で使ってみる手もありますが。エミュー・オイルも、元は、オーストラリアのアボリジニー達が薬用に使用していたもの。

エミュー氏大アップ。ビー玉の様な目玉。鼻の穴も大きいのです。

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さて、旅行から戻った彼ら、ヒースローへ着くなり、母国の灰色の空にがっくり。そしてロンドンを横断した際にも人の多さと、それに伴うストレスにげんなり。「ニュージーランドへ移住したい」と愚痴っていましたが、半分、夢、半分、本気の感じです。「夕食後に、ソファーに座ってテレビ見る代わりに、近くの砂浜に散歩に出れるし、むこうのライフスタイルの方が、確実に上。」だそう。

英語圏ということもあって、イギリスからの、オーストラリア、ニュージーランドの移住組は多いです。特に、若くて、医療関係等、必要とされる技術を持ったイギリス人には、受け入れ態勢も良好らしく、知っている人間だけで3人ニュージーランドへ移住し、戻ってくる気配は無し。両国とも、以前に比べ、不動産の値段は上がったものの、イギリスの家を買うのと同じ値段を出せば、家のサイズも大きく土地も広いものを買える、というのも利点。オーストラリアへ移住し、家を買おうとするイギリス人家族を、専門化がお手伝いする、というテレビ番組までありますから。

私は、ちょっと田舎過ぎる感のあるニュージーランドより、本日まで、テニスのオーストラリアン・オープンが行われていたオーストラリア南部のメルボルンあたりには、住んでみたい気もします。

今のところは、移住したらしたで、イギリスの古い可愛い教会や、ヨーロッパならではの歴史のある建物が懐かしくなるかもしれない、などと思ったりもしますが、年を経る毎、そんな物はどうでもいい、健康的生活と、お日様が一番という考えに傾いていくかもしれません。

コメント

  1. おはようございます。
    ニュージーランドの女の子を一週間ほどホームステイであづかったことがあります。娘の学校の交換留学でした。とてもいい子でした。ニュージーランドの自然や文化を誇りに思っているようで、楽しい時間を過ごしました。日本と同じ島国でサイズ的に戸惑うことがないでしょうね。ロングステイにいいかな、と考えています。でも、近いところで台湾もいいかな?夢はふくらみます?
    エミューは食用ではないんですね。ダチョウは食べると聞きましたが、、。

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  2. エミューもダチョウと同じで一部食用にもしているという話です。この人たちは、ペットだから食べないでしょうが。ダチョウは、以前食べましたが、美味しかったです。
    電車網がさほど発達しておらず、日本よりも車社会の感じはしますが、ニュージーランドは自然一杯でアウトドア派にはいい国かも。日本からは、イギリスへ行くほど時差に悩まされないのが良いところでしょうか。

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