New Year's Resolution

再び、New year's Resolution(新年の抱負)を考える時期となりました。新しい夜明けと共に、過去1年を振り出しに戻し、「今年こそは、あれをして、これをして」と思い巡らし。考えてみれば、去年の1月に抱いた野心は、何一つ達成しておらず、去年のものを、また今年の抱負に加えたり、新たに、もっと現実的で、達成できそうなものを付け足したり。

新年の抱負は、公言した方が、達成率が上がるという意見もあるようですが、熱しやすく冷めやすい体質の私は、公言しても、信じてくれる人もいない気がするので、今年は、あまり言わずにおきます。成功したら、来年の今頃、「私の去年のResolutionは、xxでした。全て、見事に達成しました。」とブログで威張ってみる事にして。失敗したら、黙って、こそこそと、また心の中で、リストを作り直し。

去年の様に、いきなり、だんなが白血病にかかり、新年の抱負など、どこかに吹き飛び、大脱線する事もあるのです。クリスマスを前に、3度のキモセラピーを乗り越えて、どうやら完治の様子を見せ、後は再発しない事を望むばかり。ここまで辿り着いた今になって思うと、変な言い方ですが、「良い経験」だったと言えなくもないのです。(これが、だんなの白血病の種類が複雑なもので、完治達成が難しければ、そんな悠長な事も言ってられないのでしょうが。)

昨日は、だんなが、しばらくご無沙汰していた日本食を食べたいと言うので、回転寿司へ繰り出して、インド人のおじさんが握る、いびつな形の寿司をぱくついて来ました。

ロンドン・アイを背景にした、新年のテムズ川の花火をテレビで眺めながら、「まだ病院だったら、病棟の窓から本物を見れたかもね。」と私が言うと、「本物見れなくても、家にいられる方が、何倍もいい。」まあ、それはそうです。それから、だんなは「知ってる看護師や医者、花火見る暇も無く今も働いてるかもな。」・・・彼らには、本当に、お世話になりました。

新年のテムズ川の花火のビデオはこちらまで。

このビデオには映っていませんが、花火の始まる前、最前列に陣取っていた観衆の中の一人の男性が、ガールフレンドに指輪を差し出しプロポーズ。見事、「イエス」の答えをもらう、という一幕がテレビで報道されていました。
人生の目的なんぞといった大々的な物とは別に、読みたい本も、見たい映画も沢山あり、行きたいところ、やりたい事も、考え出すと切りが無い。限られた人生で、それらを全てを実現する事は不可能だから、どれを一番優先したいかというのを決めるのは大切。新年の抱負は、そんな諸々の事柄の中から、優先したいものを選び出す作業でもあるかという気もします。

いずれにしても、私のみに限らず、全体的に、新年の抱負の達成率はきわめて低いようです。気休めを言えば、それに向けて何とか少しは努力し、去年よりはちょっとだけでも、知識が増えたとか、思慮深くなったとか、運動するようになったとか、興味の対象が広がったとかがあれば、それで良いのかもしれません。

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写真は、2階の寝室からの景色。残念ながら、新年のものではなく、先月のある寒い日に、かもめが沢山、朝日を背景に飛んでいるのを取ったもの。ちょっと、謹賀新年風かな、と思い使いました。

コメント

  1. あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。
    娘も帰って来て、楽しい愉快な新年を向かえました。昨日は近くの神社へ初詣もしました。娘に縁結びのお守りを買って上げました。いろいろ新年の抱負や目標や誓いをあげるときりがないです。ここ数年はダイエットと英語で日記を書くですが、挫折つづきです。なんとダメな人間か、、。ま、こんなところか?そ、私っていいヤツだよね? ? それでいいのか?

    ご主人様のご快癒、おめでとうございます。この一年がすばしい年でありますように、、。

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  2. おめでとうございます。お互い良い年となるといいですね。
    ダイエットは、新年の抱負に掲げる人、多いようですが、イギリス人に比べれば、ずっとスリムな日本人。せつこさんも、こちらの人たちから見れば、ダイエットの必要はないと思われるかも。
    病棟で、再発して入院している人も見たので、多少の心配はありますが、とりあえず、普通の生活ができるようになって何よりです。

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