小説を読むのは体にいい?
物語を読むと、脳の血流が盛んになるという事も研究でわかっているといいます。語彙が豊富になるのはもとより、内容を追い、描写を想像したりすることで、語彙をつかさどる以外の脳の部分も刺激され、たとえば、花の香りなどの事が書かれていると、嗅覚に関わる脳の部分も活発に動き始めるのだそうです。そんなこんなで、小説を毎日読むと、ボケにくくなる・・・黙読でも十分だけれど、本を音読すると、さらに、記憶力が良くなるそうです。という事は、子供や孫に、本を読み聞かせてあげるというのは、子供のためにはもちろん、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの脳みそにも良い効果があるという事になります。
それから、一日30分本を読む人は、読まない人より、23か月、長く生きる・・・という研究の話が出たのですが、これに関しては、はっきりした理由はわからないと。どのくらいの規模の研究で、どういう人たちを対象に行ったのかなど、詳しい事は知らないので、その信ぴょう性に関しては、何とも言えません。読書だけの影響で長生きできるなんて、なんか、信じがたいという気はしないでもないですが、上に書いたような、読書による精神衛生向上から、ストレスが少なくなり、病気になりにくくなるのでしょうか。
昨今、暗いニュースが多く、落ち込むのが嫌で、全くニュースを見なくなった、読まなくなったという人の数が世界的に増えているという事です。今、何が起こっているか知るために、ニュースを全く遮断するのはどうかと思いますが、夜寝る前に、悲惨な現状ばかり頭につめて、「ああ、これから世界はどうなるんだー!わあああー!」ともんもんとして布団にはいると、確かに、夢見が悪い。そういう意味でも、寝る前の、30分くらいは、小説を読んでみる、というのは、悪い事ではないかもしれません。本当に、それだけで長生きできるかどうかは、さておいて。
ちなみに、小説のジャンルはどんなものでもよいのだそうです。が、夜中に起きて、怖くてトイレに行けなくなるような話は、個人的には避けたいです。
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