夏のような4月

雨がしばらく降っていません。ここのところ気温は25度辺りをうろちょろし、陽の光は強く、ここ2,3日は、私も、日中は、袖なしの洋服で過ごした次第。ロンドンでは、この4月とは思えない暑さのため、スモッグの影響まで出始め、アテネより暑いなどという話。庭の植物の水遣りも、ほぼ毎日行うなどと、この季節にしてはめづらしい事です。好天は嬉しいものの、すでに夏の水不足の心配がはじまっています。植物、穀物がカラカラにならぬ程度、ほどよく雨が降り、ほどよく好天もある、そんな贅沢天気はなかなか得られないものです。

明日からイースターに突入で、本日、スーパーは大変な込みようでした。イースター・ホリデーも、下手に外国などへ出るより、今年は、イギリスにいた方がお天気には恵まれる?また、景気が悪い中、外国へ行くと高いという経済的理由で、イギリス居残り組みも増えているようです。ホリデーを国内で取る事は、バケーションならぬ、ステーケーション(staycation)という新語にもなっています。

農場の動物達も、午後の強い日差しから逃れて、木陰で憩いのひと時をしていました。

このブタの様な顔をしたご隠居羊も、葉陰の草の上にどってりと陣取り。すぐそばを通っても、立ち上がる気配も見せず。

牛達も、広い放牧場の傍らの木陰で、集団でのんびり。

水鳥は、暑くてもお構いなしで泳いでいます。親子でおでかけのアヒル。水辺に誘われてやってきた人間達のボートをよけながらすいすい。

川遊びをする子供の中には、橋の上から川へ飛び込んでいる子達もいましたが、水は、まだおそらく冷たいでしょうね。

ボートのある風景が、目に涼やかで。

あちこちで、まだ咲いているチューリップを見かけて、「そうよね、まだ4月よね。」と思い出す次第。

うちの庭でも、11月に球根を埋めた、遅咲きの黒チューリップ「夜の女王」が咲いています。カップは普通のものより少々小さめ。頭が小さくすらりとした感じのチューリップ、それは、女王様ですから、スタイル良いのです。色は・・・うーん、やはり、黒と言うより、濃い紫と言った方が正解でしょうね。

それにしても、恵みの雨はいつ降ってくれるのでしょうか。ウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式は、スモッグに覆われたロンドンで、皆、マスクをかけて参列・・・なんて事になったりして。ちなみに、本日は、エリザベス女王の誕生日でした。85歳。まだまだ元気そうです。

コメント

  1. こんにちは
    大震災以来の緊張のせいか腰痛がおこってしまいました。思い切って休もうかな?
    そして、ゴールデンウィークはステケーションになると思います。自粛ムードと毎日のように余震があります。テレビで王子様の結婚式でも見ながら美味しいケーキでもいただこうと思っています。水辺の写真はいいですね。

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  2. 自粛にも限度がありますね、自分の普通の生活を停止するわけにもいかないし、自粛ばかりで何もできなくても困るし。
    ステーケーションで、国内の良さを見直す人なども増えるかもしれません。

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