クレッシング・テンプルでのイングリッシュ・ブレックファスト

去年の4月、エセックス州のクレッシング・テンプル(Cressing Temple)を訪れた際、地方自治体の資金不足の影響か、敷地内にあったティールームは閉鎖するわ、その他もろもろの従業員も解雇という話になっており、「それは残念」と思ったのですが、今年5月になってから、近場のチップトリー(Tiptree)にある、ジャム製造会社である、ウィルキン・アンド・サンズ社(Wilkin and Sons Ltd)が、この場に、ティールームを新しくオーブンしたという噂を聞き、友人を連れて、先週、お茶とケーキをしに行きました。これが、なかなかグーだったのです。バスでお年寄りツアー客なんぞも来てました。クレッシング・テンプルは、テンプル騎士団が建築した納屋で有名な場所であるため、カフェの名は、そのまま、The Barns(納屋)。友達は、来るのが初めてだったので、きちんと納屋の見学もして。敷地内では、古い建物を紹介するテレビ番組のロケ隊とも出くわしました。

ウィルキン・アンド・サンズ社は、チップトリーの本社内はもちろん、他にも数件、エセックス内で、こうしたティー・ルームを経営していますが、場所的には、ここの方が本社のティー・ルームより、のーんびりできます。

12時前には、イングリッシュ・ブレックファストも出してくれるというので、だんなと、「試してみようか」と、本日再び、朝食なしで行き、ここで、ちょいと遅めの朝ごはん。ケチャップも、ウィルキン・アンド・サンズの小型瓶に入って出てきました。(ちなみに、私は当社のジャムの他にも、このトマトが沢山入った感じのドロッとしたケチャップのファンで、最近は、ケチャップは当社のものしか使いません。)盛り付けも上品だし、ソーセージもベーコンもトマトも卵も、質が良い感じで、美味しい。外のテーブルに陣取り、気分も良いぞと、むしゃむしゃ。大満足でした。これで足りない人は、エキストラで、トマトなり、ソーセージなりを増やして注文できるようになっていますが、私は、これで十分で、お昼も、ほとんどお腹がすかないくらいでした。

食べ物が出てくるのを待っている間に、敷地内の植物売り場へ駆け足で行って、植物もいくつか購入。ここの植物、比較的安く、ガーデンセンターでは、あまり見かけないような変わったものも置いてあるのです。御代は、売り場のそばに備え付けてある、正直箱の様な貯金箱に入れていくだけ。植物を抱えて戻ると、テーブルに食事を運んできてくれたお姉さんが、「あ、お買い物、もう済ませたのね。ここの植物いいわよね。」

もともと、このクレッシング・テンプルは、私は、好きな場所であるし、経営難で、納屋や素敵なウォールド・ガーデンまでが閉鎖になると嫌なので、ティールームも、植物コーナーも、ずっと贔屓にしたいところです。とりあえずは、有名会社に入ってもらって、良かった、良かった。

このバーンズ・ティー・ルームに関する、ウィルキン&サンズのサイトはこちらまで。

さて、買ってきたこの植物たち、どこへ植えようかな・・・。

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