ミニ水仙テタテート

tete-a-tete(テタテート)とは、フランス語で、「頭と頭」。額を寄せる様にして「2人だけでする内密な話」を意味し、英語にもそのまま導入されて、良く使われます。

I had a long tete-a-tete with her.
私は、長時間、彼女と内密な話しをした。

テタテートと称されるミニ水仙(ダフォディル)があります。学名は、Narcissus "Tete-a-Tete"。何故に、テタテートと呼ばれるのか・・・というと、花が2つペアで生えてくる事が多いめだそうですが。小さい2つの花が、頭を寄り合わせて、ひそひそ話をしている様に見えるから。可愛い名前です。

ペアで花を咲かせるって、上の写真のような事だと思うのですが、現在、室内に5ポットあるテタテートの中で、こうしてペアで咲いているのは、今のところ2茎だけなのです。まあ、ペア咲きでないものも、コンパクトに密集して咲くので、顔と顔を近づけている雰囲気はあります。

最近、このミニ水仙テタテートは、非常に人気で、私も先週、今週と引き続き、スーパーから、すでに鉢植えされており、咲くばかりのものを買ってきました。これ、1ポットで1ポンドですので、お得でしょ。室内用という事になっています。背丈は平均で15センチほど。暖かいところに置いておくと、結構首が長くなり、20~30センチくらいになる事もあります。

去年、やはり、スーパーで買った室内用テタテートは、今年は、庭で咲いています。去年、咲き終わったものを、庭の奥に置いておき、しばらく水遣りを続け、10月に葉が枯れた球根を、新しいポットに植え替えたのです。室内で咲いているものより、背は低めですね。ちゃんと、こうして面倒を見ると、同じ球根が、毎年、咲いてくれそうです。

いや、植え替えなどもせず、そのまま同じ場所、同じポットに植えっぱなしでも、何年もの間、欠かさず咲いてくれる、という話もあります。毎年のように、几帳面に掘り起こしては、球根の塊を分ける作業をする必要も無いという事。普通サイズの水仙より、開花期間がずっと長い感じです。また、普通サイズのものは、強風などでなぎ倒されてしまう事も多々ありますが、このおチビちゃんたちは、雨にも負けず、風にも負けず。

見た目に愛らしく、丈夫、育て方もいたって簡単なため、ミニチュア水仙の中では断トツ人気なのでしょうね。球根類なので、ぶよぶよにならぬよう、水のやりすぎに注意するくらいで。毎年、こうして、室内用のポットを何個か買っては、翌年、庭で咲いてくれるように植え替え、徐々に増やしていこうと思っています。

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