だいだい大好きダイコンソウ

この花は、ゲウム(Geum、英語の発音はジアム)。日本では、葉がダイコンに似ているからとやらで、ダイコンソウと呼ばれているそうですが、もちょっといい名前をつけて欲しい気がするのですよね・・・ゲウムは、可憐なコテージガーデンプラントですから。バラ科の植物で、やはりバラ科の、いちごなどにも似た感じですから、イチゴソウとかね。

去年の夏に、この写真のゲウムの「トータリー・タンジャリン Totally Tangerine」(まるまるミカン、とでも訳しましょうか)を一鉢購入。低くこじんまりと固まった葉の中から、細い、緑のワイヤーのような、90センチ近くの長い茎がずんずんとのびてきて、その先に、みかん色の花が咲くのです。2010年に、イギリスの植物ナーサリーで開発された、比較的新顔のゲウムですが、育てて、まだ1年経つか経たずで、すっかりこの植物のファンとなりました。日当たりの良いところに植えれば、花がら摘みをする以外は、一切手がかからず、ダイコンのようだという、ちょっと毛が生えた葉っぱは、ナメクジやその他の虫に食べられる事も一切無く。虫にそっぽを向かれる葉とは逆に、花は、蜂たちの間でも大人気。

去年は、このゲウムの花たちは、霜が降りる頃まで咲き続けました。葉は常緑で、今年の春も、庭の多年草の中では、一番最初に、4月の頭に咲き出したのです。株がかなり大きくなっていたので、花の咲く前の3月中に、掘り起こし、3つに分けました。1年後に、1つの株から3株収穫したことになります。お買い得!実際、ゲウムの場合、2、3年に一回は、こうして根を割って、植え直した方が、植物のためにも良いのだそうですし。

あまりに気に入ったので、このトータリー・タンジャリンよりも、赤みがかった花が咲く、ゲウムの「ミセス・ブラッドショー Geum chiloense "Mrs Bradshaw"」 も先日購入しました。これは、良く行く金物屋の店の前に、時々植物を並べて売っているのを、ひやかしで眺めていたところ、「あ、欲しかったミセス・ブラッドショーが、こんなところで!」と目に留まって買ったのです。巨大ガーデンセンターではなく、こんなちょっとした店でも売り始めたという事は、ゲウムは、今、徐々にトレンディーな花となってきているのかもしれません。ガーデニングも、ファッションと同じで、流行りすたりがありますので。こちらは、まだ、2,3個しか花はついてませんが、きっと、立派に育ってくれるでしょう。ミセス・ブラッドショーは、王立園芸協会のAGMでもありますし。(AGMについては、過去の記事まで。こちら。)茎の長さは、トータリー・タンジャリンより少々短めの60センチほど。

私は、がしっとした、風が吹いても微動だにしないような植物よりも、こういった、長い茎についた花が風に吹かれて、ゆらゆら・・・というタイプの植物が好きですね。自然に近い感じで。

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